【決勝日コメント】
ホンダに勝利をプレゼントしたフェルスタッペン「共に戦う最後の鈴鹿で、素晴らしい物語を紡ぐことができた」
2025年F1日本GP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはポールポジションから今季初優勝を飾った。
フェルスタッペンはスタート後もトップの位置を守り、1ストップで走行。終盤、マクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリが1秒近く背後に迫ったものの、オーバーテイク可能なほどは近づけず、ノリスと1.423秒差で勝利を手にした。
2025年はレッドブルとパワーユニット・パートナーのホンダとの提携最終年であり、今回はともに戦う最後の日本GPだった。フェルスタッペンは、マクラーレンが圧倒的に有利と予想されるなかで、ポール・トゥ・フィニッシュという完璧な結果をホンダにプレゼントした。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=1位(53周/53周)
1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「大変だった。特に最後のタイヤセットでは、とにかく全力でプッシュした。マクラーレン2台が僕を全力で追ってきていたからね。でもすごく楽しかったよ」
「もちろんタイヤを管理して走るのは簡単なことではなかったけれど、この結果にとても満足している。今週末はかなり厳しいスタートを切ったが、僕たちは諦めずにマシンを改善し続けた。その結果、今日は今週末のなかで最高の状態になった。ポールポジションからスタートしたことが、勝利への大きな要因になった」
「常にパフォーマンスを最大限に引き出すことが重要だ。今週末、僕たちはそれをとてもうまくやることができたと思う」
「この勝利は僕にとって大きな意味がある。最後の数周、そのことが常に頭の片隅にあった。なんとしてもトップの位置を維持しなければ、という感じだったんだ。それができれば、ホンダとともに戦う日本での最後のレースで、素晴らしい物語を紡ぐことができると思った。ともに過ごした長い年月の間に成し遂げたことをとても誇りに思うし、(一緒に戦う)最後の(日本での)レースとして、完璧な形になった」
「(日本での)4連勝というのはとても素晴らしい結果だ。でも、ここ数年とは状況が大きく異なっていた。今日はポールからスタートしたことが鍵だった。彼ら(マクラーレン勢)は僕のDRS圏内に入ろうとしていたが、ここでは前のマシンにぴったりついていくことが難しい」
「今日の路面温度も助けになったと思う。路面温度が低いから、タイヤのオーバーヒートが少なくて済んだ。この結果には本当に満足している」