フェルスタッペンがコースレコード更新の今季初ポール。角田裕毅はまさかのQ2敗退で困惑の鈴鹿【予選レポート/F1日本GP】
4月5日、2025年F1第3戦日本GPの予選が三重県の鈴鹿サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季初/自身通算41回目のポールポジションを獲得した。
2番手はランド・ノリス(マクラーレン)、3番手はオスカー・ピアストリ(マクラーレン)となり、角田裕毅(レッドブル)は移籍後初予選をQ2敗退の15番手で終えている。
日本GPの予選は青空広がる快晴のもと気温14度、路面温度34度、湿度57パーセントというコンディションで始まった。
18分間のQ1。セッション後半を迎えた残り7分というところでノリスが1分27秒845をマークし暫定首位の座を確保する。チームメイトのピアストリも暫定3番手に続き、鈴鹿でも依然としてマクラーレン勢がスピードを見せる。
一方、フリー走行で好走をキープしていたアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)は何かしらのトラブルを抱えたようで、最初のアタックは1分29秒203と暫定19番手に沈んでしまう。
Q1終盤、安全圏内と読んだ暫定トップのノリスと2番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)を除く18台がコース入り。そんな中ピアストリが1分27秒587を叩き出してQ1をトップで終えた。
2番手にラッセルが続き、ノリスは3番手となった。レッドブルでの初Q1を迎えた角田は1分27秒967で7番手に。6番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)から0.024秒差でQ1を終えた。
トラブルを抱えたハジャーだったが、最後のアタックで1分28秒278をマークし13番手に。トラブルを抱えながらも15番手のリアム・ローソン(レーシングブルズ)に0.276秒差をつけた。
Q1敗退は16番手ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)、17番手ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)、18番手エステバン・オコン(ハース)、19番手ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)、20番手ランス・ストロール(アストンマーティン)となった。
続く15分間のQ2。まずはフェルスタッペンが1分27秒502をマークし暫定首位に。角田はユーズドタイヤで1分28秒154、フェルスタッペンから0.652秒差の暫定14番手となる。
ノリスはQ2最初のアタックで1分27秒146をマーク、フェルスタッペンに0.356秒差をつけて暫定首位に浮上する。さらに、ラッセルがノリスから0.254秒差の2番手に浮上する。
ただ、各車が最初のアタックを終えたセッション残り8分26秒というところで、フリー走行から多発している芝生が燃える現象がこのQ2でも発生し、セッションは赤旗中断に。コースオフィシャルたちによる懸命な消火ののち、15時39分にQ2は再開された。
セッション終盤、各車自己ベストを更新する。そんななか、ニュータイヤに履き替えた角田だったが、タイムは1分28秒000となり15番手に。母国グランプリを迎え、注目を集める角田だったが、まさかのQ2敗退となってしまった。これまで順調に上位タイムを刻んできただけに、この角田のQ2敗退に鈴鹿は一瞬、全体の空気が変わったかのように困惑の雰囲気となった。
フェルスタッペンは3番手でQ3進出しており、レッドブル勢2台のタイム差は0.498秒に及んだ。なお、ハジャーが9番手、ローソンが14番手となり、角田はレーシングブルズ勢の後陣をも排する結果となった。
Q2敗退は11番手ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、12番手カルロス・サインツ(ウイリアムズ)、13番手フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、14番手ローソン、そして15番手角田の5台となった。
ポールポジションを決める最終Q3は12分間のセッション。まずはピアストリがQ3最初のアタックから1分27秒052をたたき出して暫定トップに浮上する。
このタイムは2019年の日本GP予選にて、セバスチャン・ベッテルがフェラーリSF90で記録した1分27秒064という、これまでのコースレコードを上回るタイムとなった。
暫定2番手にフェルスタッペンが続いたが、ピアストリに0.226秒差をつけられることに。そして残り4分を切ったところから各車再びコース入りし、最後のアタックへ入った。
ピアストリのチームメイトのノリスが1分26秒995をマークし、ノリスのポール獲得かとも思われたが、続けてフェルスタッペンが1分26秒983をマークし、今季初/通算41回目のポールポジションを、鈴鹿サーキットの新たなコースレコードとともに獲得した。レッドブルとホンダのタッグの最後となる鈴鹿で見事ポールポジションを獲得したフェルスタッペン、一方、Q2で敗退してしまったチームメイトの角田と、喜びと失意とさまざまな感情が鈴鹿サーキット、そして日本のレースファンを襲う形となった。
0.012秒差の2番手にノリス、0.044秒差の3番手にピアストリが続いた。4番手以下はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、5番手ラッセル、6番手アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、7番手ハジャー、8番手ルイス・ハミルトン(フェラーリ)、9番手アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、10番手オリバー・ベアマン(ハース)となっている。
2025年F1第3戦日本GP、53周の決勝レースは6日(日)の14時にスタートが切られる予定だ。決勝での角田の巻き返しに期待したい。