F1 Topic:歴代レッドブルドライバーと初回のセッションを比較。代表は「合格」と角田のパフォーマンスを評価
「初日のユウキのパフォーマンスは合格だ。期待していた以上だった」
2025年F1第3戦日本GPのフリー走行2回目が終了した直後、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は角田裕毅の走りをそう讃えた。
ここ数年、レッドブルはマックス・フェルスタッペンは速いが、そのチームメイトはマシンと格闘してきた歴史がある。フェルスタッペンがレッドブルに移籍した2016年以降に、レッドブルに加入したドライバーのレッドブルでの初戦のフリー走行1回目の結果を見てみよう。
■2019年 オーストラリアGP
4番手:マックス・フェルスタッペン 1'23.792
8番手:ピエール・ガスリー 1'24.932(+1.140)
■2019年 ベルギーGP
3番手:マックス・フェルスタッペン 1'45.507
4番手:アレクサンダー・アルボン 1'45.584(+0.077)
■2021年 バーレーンGP
1番手:マックス:フェルスタッペン 1'31.394
6番手:セルジオ・ペレス 1'32.071(+0.677)
■2025年 オーストラリアGP
5番手:マックス・フェルスタッペン 1'17.696
16番手:リアム・ローソン 1'18.455(+0.759)
このようにフェルスタッペンのチームメイトはフェルスタッペンを上回れなかっただけでなく、アルボン以外はコンマ5秒以上の大差をつけられていた。それでは、角田はどうだったのか?
■2025年 日本GP
5番手:マックス・フェルスタッペン 1'29.065
6番手:角田裕毅 1'29.172(+0.107)
アルボンには及ばなかったものの、シーズン中の移籍でテストなしでのいきなりの走行にも関わらず、コンマ1秒程度の差にとどめた。これはホーナーだけでなく、多くの関係者も驚いたはずだ。
そのためか、フリー走行2回目の後に、スカイ・スポーツF1のコメンテーターを務めている元Wシリーズドライバーのナオミ・シフも、「(角田の)エンジンがパワーアップしていたの?」と質問したほどだった。もちろん、そんなことはなく、ホーナーも「エンジンモードは2台ともまったく同じだった」と否定している。
ただし、まだ初日を終えたばかり。本当の戦いはここからだ。ホーナーは予選で角田にどんな期待を寄せているのか。
「Q3だ。そしてもちろん、ポイントもだ」
現在、4番目のチームともいえるレッドブルで、移籍直後という状況を考えると、予選でQ3に進出することも、レースでポイントを獲得することも簡単ではない。
それでも、ヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)も初日の角田の仕事ぶりに満足していた。
「ユウキはとても落ち着いて仕事をしていた。フィードバックは正確で、かつ正しかった。無線で怒鳴ることもなく、とてもリラックスしていた。チームの全員がハッピーだ。2回目のフリー走行で18番手に終わったのは、きちんとアタックするチャンスがなかったからだ。予選がどうなるかは、これからのセットアップ次第。フリー走行3回目できちんとしたクルマを我々が用意できるかどうかだ」