2025.04.03

【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:2026年のF1は過酷なトリプルヘッダーでの開幕か


2025年F1第1戦オーストラリアGP決勝レース
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 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。


 2026年のF1世界選手権は、日本GPが3週間前倒しされるという、過酷なトリプルヘッダーで始まる可能性が高まっている。ラマダン期間のため、バーレーンやサウジアラビアでシーズンを開幕するのは不可能であり、同地でスタートするとなると、最初のレースが3月末にずれ込むことになる。上海でチームに示されたカレンダーは、メルボルンでのレースの翌週に中国GPが開催されるという、物流上の悪夢についても考慮されている。

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 そのため最新のカレンダーでは、選手権はかなり早い時期である3月8日の週末にオーストラリアでスタートし、その1週間後に鈴鹿で日本GPが開催されることになっている。この計画が実行されれば、日本GPが3月15日に開催されることになり、スーパーフォーミュラのシーズン開幕戦は、F1と重ならないように変更されることになる。だがステファノ・ドメニカリにとって重要なのは、オーストラリアGP後の火曜日にF1の貨物すべてを鈴鹿に到着させる方が、今年上海のコースに貨物を運び込んだときよりもはるかに簡単になるということだ。

 この計画では、中国GPがこのトリプルヘッダーの最後となり、レースは3月22日に予定されている。物流の問題はそれほどひどくはならないはずだ。すべての貨物は月曜日の午後半ばに上海に到着させられるし、地元当局に36時間にわたり悪名高い官僚主義を発揮させても、火曜日の深夜までにすべての貨物をチームに届けることができるからだ。

 その後2週間の休みを挟んで、通常のバーレーンとサウジアラビアのダブルヘッダーが開催されることになる。1戦目は4月5日、2戦目は1週間後の4月12となる。

■モータースポーツ界のエイプリルフール

平川亮(アルピーヌ)
ピレリF1タイヤテスト(バーレーン)に参加した平川亮(アルピーヌ)

 エイプリルフールは定着した伝統行事であり、現在ではこれに抵抗するメディアはほとんどない。なお、最も定評のある一部のモータースポーツ雑誌やウェブサイトは、今もその慣行に従っている。フェイクニュースのなかには、ある程度の支持を得るのに十分な信憑性が含まれているものもあるが、真剣に受け止めるにはあまりにも突飛であることが明らかなニュースもある。今年は両極端の完璧な例がふたつあった。

 600回ものグランプリを取材し、膨大な数の素晴らしい蔵書を持つモータースポーツ史家のデイビッド・トレメインは、素晴らしい記事を執筆した。1965年の歴史的なル・マン24時間レースで、世界チャンピオンのヨッヘン・リントと成功したアメリカ人ドライバーのマステン・グレゴリーに、これまで知られていなかった3人目のドライバーが加わっていて、彼らの優勝に貢献した証拠があると主張する記事だ。この秘密が守られていたのは、そのドライバーがレーサーのライセンスを持たないアマチュアであり、身元を隠すためにリントのヘルメットをかぶってレースをしなければならなかったためだ。

 しかしフランスの雑誌『Auto Hebdo』の記事の方は、はるかに信憑性が高く、実際にいくつかのアマチュアメディアによってコピーされた。その記事では、アルピーヌが4人のテストドライバーをポール・リカールでの模擬グランプリで直接競争させ、優勝者がシーズンの残りの期間、ピエール・ガスリーのチームメイトになる予定だと“明らかに”された。

 記事では、フランコ・コラピント、平川亮、クッシュ・マイニ、ポール・アーロンが模擬予選セッションを行い、その後レースシュートアウトを行って、勝者が年末までジャック・ドゥーハンに代わりチームのセカンドドライバーになるとの説明がなされた。これは明らかにエイプリルフールのいたずらだが、驚いたことに特にフランスでは、一部のファンやアマチュアメディアがこれを信じてしまった。

■南アフリカGPの3つの候補

アフリカでのF1開催地は南アフリカかルワンダか。ケープタウン北部に新サーキット設立計画が始動
1992年F1南アフリカGPの様子

 将来、南アフリカGPを開催するのに最も適した候補地を決定するために政府に任命された委員会は、3つの候補地の分析を完了しようとしているところだ。委員会は、技術面および実現可能性の調査が終了した後、レースをF1カレンダーに復帰させるために3つの候補地の支持者らと面談する予定だ。

 プロセスはまだ終了していないが、1993年に最後に開催されたグランプリを復活させるにあたり、異なる計画を持つプロモーターが3社ある。歴史あるキャラミ・サーキットは、ヨハネスブルグとプレトリア当局の支援を受けており、ケープタウン地域ではふたつの異なるプロジェクトが進行中だ。

 プロジェクトのひとつは、ケープタウンの金融の中心地に近いストリートサーキットを核に展開される。もうひとつは、ケープタウン東部の丘陵地帯に近いところで、この地域の壮大な景色を背景とするまったく新しいサーキットを設計し建設する計画が基になっている。

 最終決定は夏の半ばまでに下される予定で、委員会はどの候補者が中央政府の支持を得るべきかを判断し、2027年にスポーツを南アフリカに復活させることを目標に、F1との交渉を開始することになる。



(Translation: AKARAG)

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