
【】フェラーリ育成ベガノビッチ、F1バーレーンGPでFP1に参加へ。ルクレール車をドライブ
3月31日
フェラーリは、2025年F1第4戦バーレーンGPのフリー走行1回目にルーキーを起用することを発表した最初のチームとなり、スウェーデン出身のディーノ・ベガノビッチに、サクヒールでの週末の初めに最新型マシンを試す初めてのチャンスを与えた。
ベガノビッチの今シーズンの主な優先事項は、FIA F2でタイトル獲得を目指しできるだけ多くのポイントを獲ることだ。バーレーンは彼がよく知るコースであり、比較的ミスが許されるコースであるという事実が、フェラーリが同地で彼を起用する際の後押しとなった。

スクーデリアにとって、これはチームがルーキーに公式セッションを委ねなければならない義務的な4回の機会のうちの1回目だ。ベガノビッチはシャルル・ルクレールのマシンをドライブし、ルイス・ハミルトンと走行することになる。またベガノビッチは、今年すでにフェラーリのテストに参加している。チームのテスト兼シミュレータードライバーとしての任務に備え、バルセロナ・カタロニア・サーキットにおいて2023年仕様のSF-23で半日の走行を行ったのだ。
今年のカレンダーに含まれるスプリントイベントとストリートサーキットの数を考えると、FP1でルーキーが走行する4回の機会を見つけるのは簡単ではない。しかしメルセデス(アンドレア・キミ・アントネッリ車)、アルピーヌ(ジャック・ドゥーハン車)、レーシングブルズ(アイザック・ハジャー車)、ザウバー(ガブリエル・ボルトレート車)は、すでに2回のFP1セッションの割り当てを決めているということだ。
他の6チームにとってバーレーンは、ルーキーを乗せるのに最初の無難なチャンスとなる。その他のより安全な3つのサーキットとしては、スペイン、ハンガリー、アブダビがある。しかし、タイトルを争う可能性のあるチームは、ドライバーからシーズン最終戦のフリー走行セッションを1回奪うことを望まないため、イギリスとメキシコもルーキーにマシンを託すのに好都合だと考えられている。
ベガノビッチは、フェラーリが新人ドライバーに用意した4つのFP1枠をアーサー・ルクレールと分け合う可能性が高い。一方、レッドブルは早い段階で岩佐歩夢を起用する予定だが、レーシングブルズのリストにも名を連ねている。しかし、サマーブレイク以降はアービッド・リンドブラッドも18歳を超えるため、これらのセッションに参加する資格がある。彼はレーシングブルズから数回出場することになるかもしれない。
他にF1マシンを走らせる可能性のあるドライバーとしては、パト・オワード(マクラーレン)、フレデリック・ベスティ(メルセデス)、フェリペ・ドルゴヴィッチ(アストンマーティン)、ポール・アーロンと平川亮(アルピーヌ)らがいる。また、ベガノビッチとルクレールは、ハースからテストに参加する機会を得る可能性もある。ハースはまだ公式リザーブドライバーを指名していないためだ。


(Text : GrandPrix.com)