2025.03.19

【SNS特集】F1開幕戦オーストラリアGP:「ストラテジスト」サインツの貢献。新人ハジャーに寄り添うハミルトン父子


2025年F1第1戦オーストラリアGP カルロス・サインツ(ウイリアムズ)とルイス・ハミルトン(フェラーリ)

 2025年開幕戦はレッドブルF1マックス・フェルスタッペンの猛追をしのぎ切り、マクラーレンF1ランド・ノリスがポール・トゥ・ウインを達成。予選5番手から快走を見せたレーシングブルズF1の角田裕毅はチームのギャンブルが外れ大幅に順位を落とし、入賞を逃す結果となった。雨がらみで波乱含みとなったオーストラリア・メルボルンの週末をドライバーや関係者のSNSで振り返る。

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開幕戦を優勝で飾ったノリス。今年こそ悲願の初タイトル奪取となるか

2022年5月から約3年、1029日間に渡って守り続けてきたチャンピオンシップ・リーダーの座からついに陥落したフェルスタッペン。しかし、開幕戦でも昨シーズン終盤に見せた粘り強さで2位表彰台を獲得

フェラーリF1の赤いルイス・ハミルトン、ウイリアムズF1に移籍したカルロス・サインツ。5人のルーキー(開幕戦がF1デビューとなるのは3人)を含む20名のドライバーが出そろった

予選Q1敗退でデビュー戦での入賞は難しいかと思われたメルセデスF1アンドレア・キミ・アントネッリ。他のルーキードライバーたちが次々と濡れた路面に足元をすくわれ脱落していくなか、終始攻めの走りを貫き思い切りのいい見事なオーバーテイクを披露。レースディスタンスを走り切るわずか2時間足らずの間に、誰の目にも明らかなほど著しい成長を遂げていく姿が印象的だった

チームの判断ミスにより大きなチャンスを逃す結果となったレーシングブルズF1角田裕毅だが、「自分のパフォーマンスには満足」と前を向く

落胆するスタッフを鼓舞し、チームリーダーとしての成長が頼もしい。今週末の中国GP、そして鈴鹿・日本GPへの期待が高まる

ルーキー最上位の予選11番手獲得もフォーメイションラップでクラッシュしてしまったレーシングブルズF1のアイザック・ハジャー。悔しさと情けなさで泣き出してしまった姿が国際映像にも映し出されたが、そんなハジャーに寄り添い慰めの言葉をかけていたのはルイス・ハミルトンの父親、アンソニー氏だった

実はレース前には物心ついたときからのアイドルだったルイスと一緒に写真を撮ってもらったハジャー。未知の世界に飛び込んだばかりの若者を優しく迎えてくれたハミルトン父子に感謝

6年ぶりに開幕の舞台となったオーストラリア・メルボルン。息子の母国凱旋レースの応援に駆け付けたマクラーレンF1オスカー・ピアストリのママは、照り付ける日差しの対策にsunシェードならぬ、巨大なご子息の顔面パネル「sonシェード」を活用

大躍進ウイリアムズF1アレクサンダー・アルボンは5位入賞。昨シーズンは悪い流れからなかなか抜け出せずに苦労していたが、実績のあるサインツがやってきたおかげでチーム力の向上が期待される

アルボンの5位入賞の裏ではオープニングラップでレースを終えた「ストラテジスト」サインツの貢献があったと言われている。開幕前のテストから好調な今年のウイリアムズF1は今シーズンの台風の目になりそうだ

ときに信じられないような凡ミスもある一方で、サバイバルレースで上手に生き残り好結果をもたらす才能もあるアストンマーティンF1ランス・ストロール。デビュー7年目、実は全20名の現役F1ドライバーのなかで出走回数が6番目に多い

予選では新人ガブリエル・ボルトレートに敗れたニコ・ヒュルケンベルグだったが、仕事人としての役目を全うし、終わってみれば7位入賞で6ポイント獲得。キック・ザウバーが昨年1年間でマークしたポイントを移籍1レース目にしてあっさりと上まわってみせた

ルーキー、ジャック・ドゥーハンは地元レースで早々にリタイヤ。もう一歩で入賞に手が届きそうだったピエール・ガスリー。アルピーヌF1コンビにとっては悔しい開幕戦となった

ハミルトンも細部にわたり協力したブラピの主演映画「F1」は2025年6月27日公開予定

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(Text : autosport web)

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