【初日レポート】
F1オーストラリアGP FP2:初日はルクレールが最速。レーシングブルズは角田4番手、ハジャー6番手とトップ10入り
2025年F1第1戦オーストラリアGPのフリー走行2回目が行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップタイムをマークした。2番手はオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手はランド・ノリス(マクラーレン)となっている。角田裕毅(レーシングブルズ)は4番手だった。
このFP2は土曜日の予選、日曜日の決勝レースと同じ時間帯に行われるので、明日以降に向けて非常に重要なセッションになる。気温25度、路面温度43度というドライコンディションで、現地時間16時にセッションがスタート。FP1でクラッシュしたオリバー・ベアマン(ハース)を除く19台が順にコースに出て行く。タイヤはほとんどがミディアムで、メルセデスのジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリだけがハードを履いている。
FP1でトップだったカルロス・サインツ(ウイリアムズ)や、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップタイムを記録し、ルクレールが1分16秒794、チームメイトのルイス・ハミルトンが1分17秒194、サインツが1分17秒302で最初のランを終えた。角田もミディアムで1分17秒650を記録し、その後ソフトタイヤに履き替え1分16秒784をマークし一時トップに立った。
その後ランド・ノリス(マクラーレン)が1分16秒580、ルクレールが1分16秒439と次々にトップタイムが更新されていく。セッション中盤には全19台がソフトタイヤで走行し、ルクレール、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、ノリス、角田、ハミルトンというトップ5の並びに。予選の速さに定評のあるニコ・ヒュルケンベルグも、キック・ザウバーのマシンのパフォーマンスには懸念が残ると見られているものの、1分17秒161で8番手だ。母国グランプリを迎えているドライバーのひとりであるジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)は、グラベルに飛び出した後に「フロアをチェックしてほしい」と無線を入れていた。
残り20分を切る頃には、各車ユーズドタイヤでロングランに取り組んだ。そんななかマックス・フェルスタッペン(レッドブル)はマシンのセッテングに苦労しているのか、ミディアムとソフトでの周回を終えてから、ロングランのためにコースに出るまでに時間を要していた。
最終的な順位に大きな変更はなく、ルクレールがトップでFP2は終了となった。2番手にホームレースを迎えたもうひとりのドライバーであるピアストリ、3番手にノリスとマクラーレン勢が揃って上位につけている。角田が4番手に続き、チームメイトのアイザック・ハジャーも6番手につけてレーシングブルズは揃って初日をトップ10で終えた。なおベアマンはマシンの修復が間に合わず、FP2を走ることができなかった。