【】ボッタス「タイヤをロックさせてマグヌッセンに突っ込んでしまった。僕のミスだ」:キック・ザウバー F1第24戦決勝
12月10日
2024年F1第24戦アブダビGPの決勝レースが行われ、キック・ザウバーの周冠宇は13位、バルテリ・ボッタスはリタイアでレースを終えた。
ボッタスは9番グリッドからミディアムタイヤでスタートしたが、1周目にターン6でセルジオ・ペレス(レッドブル)と接触したことで10秒のタイムペナルティを受けた。その後6周目にピットに入りハードタイヤに交換。しかし31周目、ターン6でケビン・マグヌッセン(ハース)がボッタスをオーバーテイクしようとした際に、ボッタスはブレーキがロックしたことでマグヌッセンと接触した。これによりボッタスはキック・ザウバーでの最後のレースをリタイアで終えることになった。
■周冠宇(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
決勝=13位(57周/58周)
15番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
感情があふれがちな週末だった。できればもっといい成績で締めくくりたかったけど、僕がこのチームで過ごした3年間の中でも、やはりこの一日は忘れることができないだろう。
ペースは決して良くはなかったものの、コース上では全力を尽くして戦った。15番手グリッドからのスタートではどうしても厳しいレースになるし、ピットストップでのタイムロスやペナルティもあって、ポイント争いには加われなかった。でも、今回はシーズンの最終戦でもあり、チームとしてできる限りのことはやったと思う。
ともあれ、チームのみんな、そして過去3年間にわたって応援してくれたファンの人たちに感謝したい。本当に楽しかった。僕自身はこれで一区切りになるけれど、チームの今後の幸運を心から願っている。
■バルテリ・ボッタス(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
決勝=DNF(30周/58周)
9番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
残念なことに、1周目のアクシデントの後は負の連鎖のような感じになり、その一件でペナルティも科されてしまった。いきなり最後尾からの追い上げになったが、それでもまだ全力でプッシュしていたんだ。
けれども、その後、ケビン(・マグヌッセン)を相手にポジションを守ろうとして接触が起きた。だいぶ使い込んだタイヤをロックさせて、彼に突っ込んでしまったんだ。あれは僕のミスだ。こんな形でこのチームでの僕の最後のレースを終えるなんて、残念で仕方がない。
ともあれ、僕らは全力を尽くし、できることはすべてやった。こうして、またひとつのシーズンが歴史の1ページになり、僕はこれからどうするかの計画を立てている。この場を借りてチームのみんな、フェラーリの人々、今年熱心に応援してくれたすべてのサポーターにお礼を述べたい。
(autosport web Translation:Kenji Mizugaki)
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