【】「タイトルを諦めず、最終コーナーまで戦い続ける」とフェラーリ。ラストレースのサインツ「何が何でも勝ちたい」
12月8日
2024年F1アブダビGPの予選で、フェラーリのカルロス・サインツは3番手を獲得した。ランド・ノリス(マクラーレン)のポールポジションタイムとの差は0.229秒、オスカー・ピアストリの2番手タイムとの差はわずか0.020秒だった。
フェラーリはコンストラクターズ選手権で現在2番手。首位マクラーレンを21ポイント差で追う立場だが、決勝を不利な状況でスタートすることになる。
マクラーレンがフロントロウを独占したのに対し、フェラーリは、サインツが3番グリッド、シャルル・ルクレールは19番グリッドからスタートする予定。ルクレールは、Q2でのベストタイムがトラックリミット違反で抹消されたため、14番手で敗退。さらに、パワーユニットのエレメント交換で10グリッド降格のペナルティを受けることで、決勝グリッド(暫定)では19番グリッドが与えられている。
フレデリック・バスール代表は、タイトルの可能性について「今週末が始まる前の時点で、理論上、非常に困難な状況だったが、ペナルティが決まった後、とてつもなく困難になった。でも、何が起こるか分からないので、不可能ではない」「最終コーナーまで戦い続ける」とコメントしている。
サインツは2024年末でフェラーリを離脱することが決まっているため、アブダビGPが同チームでの最後のレースになる。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
FP3 5番手(1分23秒871:ソフトタイヤ/21周)
予選 3番手(Q1=3番手1分23秒487:ソフトタイヤ/Q2=1番手1分22秒985:ソフトタイヤ/Q3=3番手1分22秒824:ソフトタイヤ)
昨日のセッションの後、マシンに良い仕事ができたため、Q1とQ2で堅実なラップをまとめることができた。Q3最後のアタックラップでは必死にプッシュしたよ。良いラップを走れたと思う。2番手から100分の数秒しか差がなかった。
レースは長いし、ペースに自信があるから、2番グリッドからであろうと3番グリッドからであろうと、大きな違いはない。レースの最後の1メートルまで戦うつもりだ。全力を尽くして、勝つために走るよ。僕の言葉を信じてほしい。明日、どうなるか見てみよう。
最高の形でフェラーリとの時代を締めくくることができれば、それほどうれしいことはない。あと1戦、頑張ろう!
(autosport web)
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