
【】ペレス、トラックリミットの判定に翻弄され、予選10番手「Q1でタイヤ1セットを失ったことで台無しに」/F1第24戦
12月8日
2024年F1アブダビGPの予選で、レッドブルのセルジオ・ペレスは10番手という結果だった。
Q1最初のラップで暫定的にトップに立ったが、そのタイムはターン1でトラックリミット違反を犯したとして取り消された。そのため、セッション終盤に再度コースインしたペレスだが、アウトラップを走行中に、レースコントロールはペレスの最初のラップを復活させることを発表したため、暫定3番手に浮上。しかし、すでに2セット目のソフトタイヤを使用してしまうことになり、ペレスは苛立ちを示していた。
Q3でペレスは、最初はユーズドタイヤでアタック、新品タイヤでの最後のラップでわずかにタイムを更新するが、後からアタックした他のドライバーたちに抜かれていき、最終的に10番手という結果になった。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 10番手(1分24秒283:ソフトタイヤ/17周)
予選 10番手(Q1=6番手1分23秒559:ソフトタイヤ/Q2=10番手1分23秒379:ソフトタイヤ/Q3=10番手1分23秒264:ソフトタイヤ)
Q3に新品(ソフト)タイヤを1セットしか残せなかったことが、痛手になったと思う。Q1で1セットを失ったのは、最初のラップが取り消されたからだ。そのために新しいタイヤで走行を始めたところ、最初のタイムが復活したと告げられた。そのせいで、残念ながらセッションが台無しになった。
僕たちは1ラップにわたって苦戦し、またしてもバランスがとても不安定な状態に陥っていた。これは僕たちが長い間苦しみ続けている問題だ。
フロントエンドをつけたい場合、リヤが弱くなってしまう。僕たちは適切なバランスを追い求めるという作業に労力を使いすぎている。僕にとって、2024年シーズンに最も苦労したのは予選だった。今日も改善することができなかった。
今は、明日、力強いレースをすることに焦点を置いている。このグリッド位置からなら、戦えると思う。レースペースは優れているが、デグラデーションがひどくて、間違いなくリヤに苦労することになるだろう。興味深いレースになりそうだ。
(autosport web)
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