2024年F1第24戦アブダビGP マクラーレン・チームメンバーが記念撮影

【】不安要素多数のフェラーリに対し、21点リードのマクラーレン。初日最速ノリスは「彼らはまだ力を見せていない」と慎重

12月7日

 2024年F1アブダビGPの金曜、マクラーレンのランド・ノリスはフリー走行1=2番手/フリー走行2=1番手だった。FP2ではオスカー・ピアストリが2番手に続き、コンストラクターズタイトル獲得に向けて、マクラーレンは良いスタートを切った。

 現在ポイントランキングトップのマクラーレンの獲得ポイントは640ポイント、2位で追うフェラーリは619ポイントで、両者の差は21ポイントだ。

ランド・ノリス(マクラーレン)
2024年F1第24戦アブダビGP ランド・ノリス(マクラーレン)

 ポイント上で有利な位置にいるマクラーレンが、初日FP2でワンツーを達成。対するフェラーリは、ノリスから0.582秒差の4番手にカルロス・サインツが位置し、シャルル・ルクレールは6番手という結果だった。さらにルクレールはパワーユニットのエレメント交換を行ったことで(3基目のエナジーストアを投入)、10グリッド降格ペナルティを受けることが決まっている。なお、ルクレールは木曜日に食中毒にかかり、金曜日も体調が万全ではなかったという。

 マクラーレンがコンストラクターズ選手権を前回制したのは1998年、フェラーリは2008年であり、2024年タイトルは、どちらにとっても非常に大きな意味を持つ。

■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=2番手(1分24秒542:ソフトタイヤ/25周)/フリー走行2=1番手(1分23秒517:ソフトタイヤ/25周)

ランド・ノリス(マクラーレン)
2024年F1第24戦アブダビGP ランド・ノリス(マクラーレン)

 いい初日だった。感触も良かったが、明日の予選までに改善できる余地はある。今日はライバルたちよりもパフォーマンスを多めに披露したかもしれない。先走ることなく、週末を通してチームとしてプッシュし続けることに集中していく。

(走行後にメディアに対して語り)実際よりも良く見えているかもしれない。他のマシンはまだ僕たちほど高いエンジンモードで走っていないのだと思う。今のところすごく好調に見えるかもしれないが、明日も厳しい戦いになるだろう。



(autosport web)