【】ノリスの黄旗無視がタイトル争いに影響「チームには謝ることしかできない」フェルスタッペンの告発には不快感を示さず
12月2日
2024年F1カタールGP決勝で、マクラーレンのランド・ノリスは10位、オスカー・ピアストリは3位という結果だった。
3番グリッドスタートのノリスは、1周目に2番手に上がり、首位マックス・フェルスタッペン(レッドブル)を追う展開に。ノリスは57周のレースの44周目まで2番手を走行。しかし、ノリスは、ダブルイエローフラッグに対して減速しなかった件で審議対象になり、10秒のストップ&ゴー・ペナルティとペナルティポイント3という罰が下された。
当初、自分が違反を犯したことに気付かなかったノリスだが、ペナルティを消化しなければならず、45周目にピットに戻った。しかしセーフティカー後のリスタートからさほど時間がたっていないタイミングだったために、コースに復帰した時にはノリスは最後尾に落ちていた。そこからノリスはファステストラップを連発しながらポジションを上げていき、最終的には10位まで挽回してフィニッシュした。
ピアストリは、序盤にシャルル・ルクレール(フェラーリ)とのポジション争いに勝って4番手を走行。3番手を走るジョージ・ラッセル(メルセデス)が早々にタイヤ交換を行い、後退したため、ピアストリは3番手に。その後、ピアストリは、セーフティカー直前にピットストップをしたことで、ルクレールの後ろに下がってしまったが、ノリスがペナルティを受けたことによって、3位に繰り上がった。
コンストラクターズ選手権首位のマクラーレンはカタールの週末に32ポイントを獲得。ランキング2位のフェラーリが35ポイント稼いだため、その差は21ポイントとなり、タイトル決定は最終戦に持ち越された。
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=10位(57周/57周)
3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
ファステストラップ:1分22秒384(56周目)
チームは今日、僕に最高のマシンを用意してくれた。このマシンは最速だった。なのにカタールで最大のポイントを獲得できなかったのは残念だ。
イエローフラッグのルールは知っているのに、それを破ってしまった。そのことを受け入れるしかない。チームには、謝ることしかできないよ。
シーズン終了まで、あと1戦。他の週末と同じように、勝利を願いながら、アブダビに向かう。
(レース後、メディアに対して語り)もちろんがっかりしている。チームを失望させてしまった。今日は僕たちが最速だったのに、僕が台無しにしたんだ。何を間違えたのか分からない。ばかじゃないから、イエローフラッグが出たら減速しなければならないのは分かっている。ゴーカートで学ぶルールだ。でもどういうわけか、今日はそれに違反してしまった。それを受け入れなければならない。僕としては、今年の最後まで、チームに謝り続けることしかできない。
(ノリスの違反を無線で指摘したフェルスタッペンについては)問題ないよ。誰もがしていることだ。僕だって同じことをするだろう。
■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=3位(57周/57周)
4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
満足だよ。レースは楽しかったし、この素晴らしいトラックでまた表彰台に上れてうれしい。
コース上で良いバトルがあったけれど、上位のマシン同士のペースがほぼ同じだったために、チャレンジングだった。DRSに入るのも大変で、DRSに入っても、なかなかオーバーテイクできないんだ。それでも楽しかったけどね。
僕たちの場合、セーフティカーのタイミングが悪かった。それもレースだ。来週は全力を尽くして勝利をつかみにいく。エキサイティングなレースになるだろう。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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