【初日レポート】
F1サンパウロGP FP1:ノリスが最速、代役ベアマンが3番手。フェルスタッペンは新しいICEを投入
2024年F1第21戦サンパウロGPのフリー走行1回目が行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)がトップタイムをマークした。2番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手はオリバー・ベアマン(ハース)となっている。角田裕毅(RB)は12番手だった。
アメリカ大陸3連戦の最後は、ブラジルのアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ、通称“インテルラゴス・サーキット”を舞台に開催されるサンパウロGPだ。持ち込まれたタイヤはハードがC3、ミディアムがC4、ソフトがC5という最も柔らかい組み合わせの3種類だ。
気温26度、路面温度53度というコンディションで現地時間11時半にセッションがスタート。今週末は今シーズン5回目のスプリントレースが行われるため、フリー走行はこの1回のみ。フリー走行の後はスプリントレースのグリッドを決めるための予選となる。なお、ケビン・マグヌッセン(ハース)は体調不良により金曜の走行をキャンセルするとチームが発表しており、リザーブドライバーのオリバー・ベアマンが代役を務める。
開始直後から各車コースに出ており、タイヤはほとんどがミディアムだ。アストンマーティンの2台は1周だけハードを履いてすぐにミディアムに交換。RBの角田とリアム・ローソンは唯一ソフトを履いている。序盤にトップに立ったのは、6基目のICEを投入したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)で、タイムは1分11秒712。2番手は0.094秒差のラッセル、3番手は0.387秒差のセルジオ・ペレス(レッドブル)だ。ソフトのRBはローソンが1分12秒304で5番手、角田は1分13秒007で13番手だ。
セッション中盤に入るとルイス・ハミルトン(メルセデス)が1分11秒754をマークして2番手に浮上するも、「乗り心地はまだ悪い」と無線で報告。体調不良により木曜のメディア対応を欠席していたフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は無事に出場を果たし、1分11秒984で4番手に浮上した。中盤は各車ロングランに取り組んでおり、大きな順位の変動はなかった。
残り20分ほどのところでラッセルはソフトに履き替え、1分10秒791を記録しトップに浮上した。それ以外のマシンはミディアムのまま走行を続け、残り10分を切ったあたりでソフトを投入し、RBは反対にミディアムに履き替えた。
セッションをトップで終えたのはノリスで、タイムは1分10秒610。2番手はラッセルでタイムは変わらず1分10秒791。3番手はベアマンで、1分10秒805をマークした。4番手以下はオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、アロンソ、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)となっている。RBはローソンが1分11秒301で11番手、角田が1分11秒483で12番手となっている。