【】2台揃って好位置のフェラーリ「これは嬉しいサプライズ」とバスール代表/F1第20戦予選
10月27日
2024年F1第20戦メキシコシティGPの予選で、フェラーリのカルロス・サインツがポールポジションを獲得し、シャルル・ルクレールは4番手となった。
初日から最速タイムをマークする好調を見せていたサインツは、FP3では3番手タイムをマーク。そして予選では、Q1、Q2ではランド・ノリス(マクラーレン)にトップタイムを譲るも虎視眈々とペースアップ。
そして迎えたQ3でさらなるスピードを発揮し、今季初のポールポジションを獲得してみせた。
一方の僚友ルクレールは、最終Q3でトップと0.319秒差のタイムを刻み、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ノリスに続く4番手に。選手権を争うマクラーレンやレッドブルは1台がQ1で脱落していることを踏まえると、フェラーリは2台をもっとも好位置につけたチームとなった。
ポールポジションとセカンドロウというこの予選結果に対し、フレデリック・バスール代表は、「今週はポールポジションを獲得できるとは思っていなかったので、決勝に向けてもっと集中していた。なのでこの予選は予想外のサプライズになった」とコメントしている。
「明日は2台で戦うことが非常に重要だ。スタート後、ターン1までは非常に長い距離を走ることになるため、グリッドポジションをキープできるとは限らない」
「メキシコでは何が起きてもおかしくない。だからこそ、2台がフロントで戦っていることでより多くのチャンスが得られるはずだ」
「非常に長いレースになるが、重要なことは、良いペース、良い戦略でもってレースを完璧に実行することだ」
カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
FP3 3番手(1分16秒832:ソフトタイヤ/21周)
予選 1番手(Q1=2番手1分16秒778:ソフトタイヤ/Q2=3番手1分16秒515:ソフトタイヤ/Q3=1番手1分15秒946:ソフトタイヤ)
「今日はとても嬉しい! メキシコでこれ以上の予選は考えられないよ!」
「マシンのバランス調整もうまくいき、Q3ではコーナーごとにクリーンにプッシュしながらアタックを楽しめた」
「さらに、タイヤの理解も向上したと言えるだろう。これは、一貫した限界でのドライブのに役立つ」
「2台ともグリッドの前2列に並んでいるのは僕たちのチームだけなので、コンストラクターズチャンピオンシップで最大限のポイントを獲得することが最優先事項になる」
「このトラックは簡単ではないが、明日のスタートは全力で先頭を守りたい。そして、もう一度勝利を持ち帰るために全力を尽くすよ!」
シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
FP3 6番手(1分17秒232:ソフトタイヤ/24周)
予選 4番手(Q1=4番手1分16秒972:ソフトタイヤ/Q2=4番手1分16秒641:ソフトタイヤ/Q3=4番手1分16秒265:ソフトタイヤ)
「FP3でも予選でも、クルマに望んでいたフィーリングが得られず、今日は4位がベストだった」
「僕のドライビングスタイルでは、このような低グリップのトラックで少し苦労することがあるが、初日のようなロングランペースがあれば、レースではプッシュできると確信している」
「そして、勝利を狙うには本当に良いスタートが必要になるだろう。4番手からのスタートは簡単ではないが、できる限りの準備をするよ」
(autosport web)
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