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【】パドック裏話:公式会見で卑語を発したフェルスタッペンの騒動

10月4日

 F1ジャーナリストがお届けするF1の裏話。第18戦シンガポールGP編です。
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 シンガポールGPの週末、舞台裏で起きたある出来事が、もはや舞台裏に隠してはおけない事態をもたらした。

 ドライバーがしばしば発する卑語に関して、シンガポールで大いに議論が交わされることになるのは、レースの週末の早い段階から明白だった。FIA会長のモハメド・ビン・スライエムがあるインタビューで、F1に対しては罵倒語を含む無線交信をあまり放送に乗せないように、またドライバーに対しても、無線でそうした言葉を使わないよう要望すると述べていたからだ。

 それはなかなか難しい要望だ。クルマを走らせているとき、ドライバーたちは多量のアドレナリンと感情の波に揉まれながら、それでもできる限り冷静であろうと努めなければならない。そんな極限的な精神状態にある彼らに、卑語が含まれないように言葉を選んで話せというのは、まったくもって非現実的なのである。

 しかし、今回大きな問題になったのは、クルマに乗っているときの罵倒語ではなかった。木曜に行われたFIAの公式記者会見で、マックス・フェルスタッペンは「バクーでセルジオ・ペレスとの間にパフォーマンスの差があったのはなぜか」という質問を受けた。いつもとは違って、ペレスの方が予選でもレースでも速かったからだ。これに対してフェルスタッペンは、主な原因は土曜日に向けて試したセットアップ変更にあったことを明らかにした。


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