6位も見えていたアルボン。ピットストップを終えた上位勢との戦いを避けるもタイムロス「青旗が出たようなものだった」
ウイリアムズは先週末のF1第17戦アゼルバイジャンGPで、ここ数年で最高の結果を出した。アレクサンダー・アルボンとフランコ・コラピントは実力で予選Q3進出を果たし、レースではそれぞれ7位と8位でフィニッシュした。しかしアルボンは、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)を破って6位になるチャンスがあったものの、タイヤ交換のためにピットインしたトップ勢に追いつかれたことでラップタイムが失われ、タイヤマネジメントにも悪影響が出たと考えている。
「今や、年末の目標だったアルピーヌを上回っている」とアルボンは語った。
「10位から9位になるのがいかに難しいか話したと思うが、今では7位に挑戦することができる。それはすごいことだ。僕たちはそう受け止めるだろう。僕たちが大きな進歩を遂げたことが示された。再度のアップグレードで、またポイントを獲得した。またしても、確実に速い週末だった」
アルボンは、ハードタイヤでのスタートは報われなかったと考えている。なぜならより速いマシンと戦わなければならなかったためだ。一方アロンソは、レース中ずっと前方が開けており、そのためタイヤをはるかにうまく管理できていた。
「僕たちのペースはアストンマーティンと非常に似ていたと思う。来週のことはそのうちわかるだろう。でも今週は本当に力強かった。僕に言えるのは、グリッドの大多数に対して、僕たちが違う戦略を実行したということかもしれない。それは速い戦略ではなかったと思う」
「その理由は、中盤でトップチームとの戦いでタイムを失ったからだ。オスカー(・ピアストリ/マクラーレン)、シャルル(・ルクレール/フェラーリ)、チェコ(セルジオ・ペレス/レッドブル)の全員に追い抜かれたと思う。それによってレースタイムが6秒から7秒も失われたと思う。それがあればかなり楽にフェルナンドの先に行けたはずだけれど、僕たちは速すぎるくらいだったからね!」
「彼らがハードタイヤで僕たちの前に出てくると思っていたので、僕は自分のレースを続けていたが、実際には彼らは後ろから迫ってきた。だから、ある意味では素晴らしいことだが、僕は彼らと争おうとはしなかった。ラップタイムのロスをできるだけ減らそうとしていた。でも、ブルーフラッグが出たようなものだった。タイヤが摩耗していた上に、乱気流があったし、彼らと戦っている間にタイヤ温度がかなり下がったからだ。だから、実際にはそれほど楽しくなかった。彼らがもう少し速く離れてくれることを願っていたよ!」