【決勝日コメント】
ノリス、最大ポイント獲得で選手権争いにおいて一歩前進「順風満帆なレース。マックスを抜いた時はいい気分だった!」
2024年F1オランダGP決勝で、マクラーレンのランド・ノリスはポールポジションから今季2勝目を挙げた。オスカー・ピアストリは4位だった。
ポールシッターのノリスは、スタート直後にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の後ろに下がり、2番手を走行。しかしファーストスティント後半、ギャップを詰めてフェルスタッペンにチャレンジ、18周目に首位を奪い返した。
ともに1回ストップで走るなかで、ノリスはフェルスタッペンより圧倒的に優れたペースを発揮、しかも最終ラップにファステストラップを記録する余裕も見せ、2位フェルスタッペンに22.896秒差をつけて優勝を飾った。
最大ポイントを獲得したノリスは、ドライバーズ選手権において、リーダー、フェルスタッペンとの差を70ポイントまで縮めた。
ピアストリはスタートでジョージ・ラッセル(メルセデス)に抜かれて、3番グリッドから4番手に後退。上位グループの1ストップ勢のなかで最も遅くタイヤ交換を行い、5番手に落ちた後、ラッセルを抜いて4番手に。その勢いで3番手のシャルル・ルクレール(フェラーリ)を追い抜くかと思われたが、成功せず、4位にとどまった。
コンストラクターズ選手権において首位のレッドブルが合計26ポイントを獲得したのに対し、マクラーレンは38ポイントを稼ぎ、その差は30ポイントにまで縮まった。
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=1位(72周/72周)
1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
ファステストラップ:1分13秒817(72周目)
最高の気分だよ! 今日のペースは強力だったし、マシンは信じられないほど素晴らしかった。快適に走り、プッシュすることができ、マックス・フェルスタッペンを抜いて、この結果にたどりつくことができた。
正直言って、今日のレースはかなり順調に進めることができた。厳しくはあっても、とても楽しめた。
これほど強力なマシンを用意してくれたファクトリーの皆、完璧に週末全体の仕事を実行してくれたチームメンバー全員に感謝する。これで2勝目を達成した。さらに勝ち続けよう。
(レース後の会見で語り)またしても1周目が良くなかったから、完璧なレースとは言えないけれど、その後のペースは強力だった。
マックスは(トップに立った後)プッシュし始めて、ギャップを広げていくものと思ったけれど、そうはならなかった。その時点で、良い戦いができると分かったんだ。彼のペースがどんどん落ちて、僕の方はペースが良くなっていった。実際、オーバーテイクをした時は、いい気分だったよ。
■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=4位(72周/72周)
3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
ランドが優勝したので、チームは大量にポイントを稼ぐことができた。ただ、僕自身にとっては、少し残念なレースだった。(終盤)前に追いつくことができたが、フェラーリの後ろでダーティエアの中を走ることになり、前に出ることができなかった。フェラーリは予想以上にペースが良かったんだ。そういうわけで、僕の方は、最大限のポイントを獲得することはできなかった。
それでも僕たちには速いマシンがあるから、シーズン後半戦はかなり楽しいものになりそうだ。楽しみだね。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています