2024年F1第14戦ベルギーGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)

【】ポールから3位のルクレール「マシンの速さは4番目。メルセデスの方が上とは予想外」フェラーリ/F1第14戦

7月29日

 2024年F1ベルギーGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールは3位、カルロス・サインツは6位だった。トップでフィニッシュしたジョージ・ラッセル(メルセデス)がレース後に失格になったことにより、ルクレールとサインツはそれぞれひとつ順位を上げた。

 ポールポジションからスタートしたルクレールだが、3周目にルイス・ハミルトン(メルセデス)に抜かれて2番手に。その後もポジションを取り戻すことができず、終盤にはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)にかわされて4位でフィニッシュした。

 ハードタイヤで7番グリッドからスタートしたサインツは、他ドライバーたちと異なるタイミングでタイヤ交換を行い、チャンスをうかがったが、終盤にセルジオ・ペレス(レッドブル)を抜いて7番手に上がり、グリッドと同位置でフィニッシュした。

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=3位(44周/44周)
1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード

シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2024年F1第14戦ベルギーGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)

 今日のレース結果については、あまり喜べない。メルセデス勢とは同じレベルにあると予想していたからだ。ポジティブな面は、2台のレッドブルとマクラーレンの1台を最後まで抑えられたことだろう。

 タイヤと戦略に関して言えば、ハードタイヤではもっとグレイニングが激しいと考えていた。ところが、ハードはうまく機能して、むしろミディアムの方で苦労させられた。最初のストップが早すぎたかと思ったが、振り返って考えてみるとハードがとてもいいタイヤで、ジョージ(・ラッセル)が証明したように1ストップの方が良かったのかもしれない。それでも、結果としては僕らもいい仕事をして、マックス(・フェルスタッペン)の前にとどまることができた。

 もっといい成績をあげて休暇に入りたかったけど、まあ仕方がないね。少なくとも、このクルマの持てる力はできる限り引き出せたと思う。

(レース後にメディアに対して語り)単純な話で、速さが足りなかった。今日の僕たちのマシンは速さでは4番目といったところだろう。マクラーレンとレッドブルは予想どおりだったけれど、メルセデスは思っていたより速かった。

 メルセデスとは互角だと思っていたのに、彼らの方が優勢だった。つまり、予想より悪かったということだ。この結果はあまり良いものではない。

コースオフしたカルロス・サインツ(フェラーリ)
2024年F1第14戦ベルギーGP コースオフしたカルロス・サインツ(フェラーリ)

■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=6位(44周/44周)
7番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム→ハード

 難しいレースだった。僕は周りのみんなとは違う戦略でスタートしようと決めた。レースのスタートと最初のスティントはとても良かった。ただ、残念なことに、この戦略をアドバンテージとして生かすには、ペースが十分ではなかったと思う。

 いろいろな理由から、シーズンの前半戦はチャレンジングなものだった。でも、夏休み明けには、もっと強くなって戻って来られると確信している。みんな、応援ありがとう。ザントフォールトで会おう!

カルロス・サインツ(フェラーリ)
2024年F1第14戦ベルギーGP カルロス・サインツ(フェラーリ)


この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)