【】ガスリー「チームは僕と仕事をしたいと示してくれた」数カ月に渡る話し合いの末、アルピーヌF1との契約延長を決断
6月28日
ピエール・ガスリーは、自身とアルピーヌF1との新しい契約は長い時間がかけられたものであり、フラビオ・ブリアトーレが最近チームに加わったことで急いだわけではないと説明した。
ガスリーがチームに残ることは広く予想されていたが、アウディからのアプローチは軽視するべきものではなかった。それでもガスリーは、現在のチームに全幅の信頼を置くことを決めた。
「ここ数週間で状況が変わったわけではない」とガスリーは説明した。
「かなり前から物事を見る必要がある。ルイス(・ハミルトン/メルセデス)が今年の初めに移籍を発表したが、それによって僕たちが予想していたよりもずっと早く市場全体が動き始めたようなものだ。あちこちで多くの話し合いがあったが、常にアルピーヌとの契約が目標であることを念頭に置いていた」
「今年はチームで夢見ていたような結果を残せていないが、大きな可能性があると信じている。コースだけでなく、ファクトリーでもチーム内に多くのポジティブな兆候があるのを目の当たりにしてきた」
「また、2026年に向けた展開も注視していた。僕にとっては次の契約で最も重要なことだったが、それは新レギュレーションが始まるからだ。チームは最初から強い関心を示し、僕と一緒に仕事をしたいという願いを示してくれたが、それは僕にとって本当に重要なことだ。僕を獲得しようと懸命にプッシュし、プロジェクトに参加させたいと考えている人たちと仕事をすることはね」
決断するにあたって、ブリアトーレが最近チームに加わったことから影響を受けたかどうか質問されたガスリーは、「フラビオの影響はない」と明言した。
「すでに数カ月にわたって、長い話し合いをしていた。そして、そろそろ自分の将来について決意する時が来たところだった。チームで目にしていることや、ルカ・デメオ(ルノーのCEO)とブルーノ(・ファミン/アルピーヌF1のチーム代表)と僕の関係は、すごくうまくいっている。僕たちには明確な野望がある。僕はルカのビジョンと、彼が今後数年間でチームをどこへ導いていきたいかということを理解している。彼の経営手腕を信頼しているし、プロジェクトに参加できることをとても楽しみにしている」
興味深いことにガスリーは、2026年からアルピーヌがメルセデスをパワーユニットサプライヤーに持つカスタマーチームになるといううわさを否定した。
「ルノーのコミットメントについての話は、多くのニュースがあるので完全には理解していないが、僕がルカとはほぼ毎週定期的に話をしていることはとてもはっきりしている。そしてF1での彼の目標がチームに結果をもたらすことであり、彼がアルピーヌに100%コミットしていることは、メディアで非常に明確になっていると思う。だから、僕の方では疑問はなかった」
「それに、ルノーやアルピーヌがブランドとしてどれだけコミットしているか、彼らがチームにどれだけの信頼を寄せているかということを知っているし、自分がエンストンやヴィリー(ヴィリー=シャティヨン)のみんなにどれだけの信頼を寄せているかということもわかっている」
(Grandprix.com)
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