2024年F1第10戦スペインGP カルロス・サインツ(フェラーリ)

【】2024年F1第10戦スペインGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)

6月25日

 2024年F1第10戦スペインGPの決勝レースで6位〜10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位〜10位のドライバーはカルロス・サインツ(フェラーリ)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、エステバン・オコン(アルピーヌ)だ。

■エステバン・オコン(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=10位(66周/66周)
8番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ハード

エステバン・オコン(アルピーヌ)
2024年F1第10戦スペインGP エステバン・オコン(アルピーヌ)

 2戦連続で2台がポイントを獲得できて良かった。僕にとっては、クルマのバランスやトリッキーなスティントがあったという点でチャレンジングなレースだったけど、それでもまたトップ10圏内で完走できたから、その部分では満足している。終盤にはニコ(・ヒュルケンベルグ)が迫ってきたが、こちらはペースを維持して、コース上での実力で最後の1ポイントを手に入れた。

 レースコンディションではスライドがひどく、ドライブしづらいと感じたことを始めとして、分析を要することがいくつかある。とはいえ、今週末はこれまでと比べるとはるかに競争力が高く、良い結果を得て週末を終えることができた。来週末のオーストリアでは連続ポイントの記録を伸ばすことを目指すよ。次戦はスプリントフォーマットだから、ポイントを獲得するチャンスが2度あるしね。

■ピエール・ガスリー(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=9位(66周/66周)
7番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ハード

ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
2024年F1第10戦スペインGP ピエール・ガスリー(アルピーヌ)

 チームとして今季ここまでのベストレースだった。それに関しては大いに満足している。土曜の予選でのパフォーマンスが良かったことが、9位という好成績につながったと思う。2ストップ戦略のレースを順調に実行し、それぞれのスティントもうまくマネージメントできた。8位でレースを終えることができそうだったのに、最終ラップに抜かれてしまったのが残念だ。僕としては全力を尽くしたんだけどね。

 それでも、最速の2チームのクルマ、つまり序盤にマクラーレン、終盤にはレッドブルとバトルをするようないいレースができてうれしいよ。それはポジティブな点だ。このパッケージが、なぜここではこれほど競争力があったのかを理解する必要があるし、その学びを今後に生かしたい。僕らは良い方向へ進んでいる。これで僕は3戦連続のポイントフィニッシュだから、これを続けていきたいね!

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=8位(66周/66周)
11番グリッド/タイヤ:ソフト→ソフト→ミディアム→ソフト

セルジオ・ペレス(レッドブル)
2024年F1第10戦スペインGP セルジオ・ペレス(レッドブル)

 今日はペースで少し苦しみ、ファーストスティントでは、他のマシンをオーバーテイクするのが本当に難しかった。DRSトレインのなかで走り、ダーティエアのなかにいて、タイヤを管理する必要があったんだ。

 それが僕たちのレースを台無しにしたと思う。ソフトタイヤではバランスに問題があり、それによって、予想していた以上に困難になった。

 3回ストップ戦略に切り替えて走った。スタートポジションを考えれば、今日は何とか最大限の結果を守り切ることができたと思う。

 一番の問題は土曜日だった。今週末は、少なくとも僕に関しては、マシンのポテンシャルを最大限に活用することができず、とてもがっかりしている。マックスは今日、素晴らしい仕事をして、勝利をつかんだ。

 今週末、僕は、今後に向けて良い学習をした。次のオーストリアではもっと高い競争力を発揮し、より強い状態で戦えることを願っている。とても競争が激しいシーズンだから、チームが完璧な週末を実現するための手助けをする必要があるからね。

■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=7位(66周/66周)
9番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ソフト

オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
2024年F1第10戦スペインGP レース後のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)

 7位でタフな週末を締めくくった。今日のレースはポジティブなものだったと思うが、スペインでの数日間は、全体的にチャレンジングだった。

 一番フラストレーションがたまったのは予選だ。あれによってレースを前に、難しい状況に陥ってしまった。

 レース中にポジションを上げるために、戦略に関してうまくやれたことがいくつかあった。それでも、結局は今週末はペースが足りなかったと思う。来週のオーストリアでまた頑張るよ。

■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=6位(66周/66周)
6番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ハード

シャルル・ルクレールとカルロス・サインツ(フェラーリ)
2024年F1第10戦スペインGP シャルル・ルクレールとカルロス・サインツ(フェラーリ)

 難しいレースだったが、自分なりにベストを尽くした。ピットストップを早めにして、ハードタイヤでフィニッシュするという戦略は、結果的には最善ではなかった。でも、それはチェッカードフラッグを受けてから、振り返ってみて初めて分かることでね。いずれにせよ、今週末は全体にペースがあまり良くなかったから、次のオーストリアでの週末に向けて改善の努力が必要だ。

 サーキットに来てくれたファンのひとりひとりに、そして自宅で応援してくれた人たちにも、心から感謝したい。ドライバーにとってホームレースはいつだって特別なもので、僕にとってのバルセロナも例外ではなかった。

(レース後、ルクレールが不満を示していることについて『Sky Sports』からコメントを求められ)彼はレース後に何かについて不満を言うことが多すぎる。僕はアタックモードだった。僕たちは新品ソフトタイヤを履いていて、メルセデスはユーズドソフトだった。だから序盤にタイヤが新しい状態の時に、アタックしなければならなかったんだ。それについてはレース前にも話していた。



(autosport web)