2024年F1第10戦スペインGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

【】ハミルトン、0.022秒差で初日最速「素晴らしい感触。ライバル3チームと戦えるといいね」高速コーナーで良い兆候

6月22日

 2024年F1スペインGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=7番手/フリー走行2=1番手、ジョージ・ラッセルはフリー走行1=4番手/フリー走行2=8番手だった。

 FIAはFP1開始時、ラッセル車にギヤボックスのGBX C & CとGBX DLのそれぞれシーズン3基目が入れられたことを発表した。シーズン中に使用が許される基数内であるため、ペナルティは受けない。

 FIAの発表では、メルセデスは、今回、マシンのアップデートを持ち込んでいない。チームは「今週末、目に見える空力アップデートは投入していないものの、この数週間の進歩を継続するため、マシンにいくつかのパーツを取り入れている」と述べている。

 FP2でラッセルのベストタイムが8番手だったことについて、チームは、トラフィックの影響を受けたと説明。ハミルトンのトップタイムと、カルロス・サインツ(フェラーリ)の2番手タイムとの差はわずか0.022秒、ランド・ノリス(マクラーレン)との差は0.055秒だった。

 トラックサイド・エンジニアリング・ディレクターのアンドリュー・ショブリンは、「高速コーナーが多いトラックでマシンが良く機能しているのを見て、励まされた」と述べている。

ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2024年F1第10戦スペインGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=7番手(1分14秒911:ミディアムタイヤ/28周)/フリー走行2=1番手(1分13秒264:ソフトタイヤ/28周)

 FP1は僕たちにとってベストなセッションではなかったが、それでも多くのことを学べた。FP2でははるかに良くなり、マシンのフィーリングも素晴らしかった。

 路面の温度がとても高かったので、特にロングランにおいて、タイヤには厳しかった。とは言っても、全体的見て、ライバルからそれほど大きく離されてはおらず、上位争いに加われそうに感じる。

 この数戦で、マシンが一歩前進した。少しずつ進歩を重ね、ここまで来るために、全員がハードワークに取り組んできた。僕たちは進むべき方向性についてもしっかり理解している。それが、コース上でのパフォーマンスに反映され始めていると思う。

 今日の勢いを土曜日にも継続し、前を行くライバルたちに近づくことができればいいね。

(走行後、formula1.comに対して語り)ラップタイムにはそれほど注意を払わないけれど、マシンが良い状態にあることは間違いない。さらに改善させるために、今夜、作業にあたり、レッドブル、フェラーリ、マクラーレンについていけるかどうかを見てみよう。

ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2024年F1第10戦スペインGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=4番手(1分14秒614:ミディアムタイヤ/31周)/フリー走行2=8番手(1分13秒722:ソフトタイヤ/28周)

 今日のプラクティスデーは良い一日だった。このサーキットでのマシンのパフォーマンスがとても良かった。

 ルイスがタイムシートのトップに立ったことには勇気づけられる。今日、僕たちは常に上位にいることができた。

 FP1でのロングランペースは強力だった。FP2では、ロングランペースよりもシングルラップペースの方が少しだけ優れていたようだが、全体的に、マシンの感触は強力だった。

 まだ金曜日だけれど、常に上位にいられたのは久しぶりだ。それこそ僕たちが長い間追い求めていたことだったから、とてもうれしいし、興奮している。

 でも先走って考えることなく、今夜と明日、真摯に仕事に取り組み、予選と日曜日のグランプリに向けて、最善の準備をするつもりだ。

ジョージ・ラッセル(メルセデス)
2024年F1第10戦スペインGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)



(autosport web)