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【】パドック裏話:天邪鬼なハミルトンの冗談センス

6月19日

 F1ジャーナリストがお届けするF1の裏話。第9戦カナダGP編です。
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 カナダGPを観戦した方なら、あのレースの週末に天候がどれほど大きな役割を果たしたか、よくご存知のことだろう。

 スタート前からレース途中にかけて何度か降った雨は、ドラマティックな展開のお膳立てをした。路面のコンディションが絶えず変わり続け、ドライバーとチームは難しい判断を迫られたからだ。

 レーシングドライバーはほぼ例外なく、雨中のドライビングが好きだと言う。理由としてよく挙げられるのは、雨によってハンディがなくなる、つまりそれぞれのクルマのパフォーマンスレベルよりも、ステアリングを握る者のスキルが結果を左右しやすくなることである。ただ、実際には、必ずしもそうなるとは限らない。

 週末の最初のプラクティスセッションが始まる1時間半ほど前のことだ。激しい嵐がジル・ビルヌーブ・サーキットを襲った。そして、恐ろしく強い雨ばかりではなく、一時は大粒の雹(ひょう)まで降って、パドックは白い氷の粒で覆われた。


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