【】2位で悔しがるノリス「勝てたはずだった。SCが不運だったというよりも、僕とチームのミス」マクラーレン/F1カナダGP
6月10日
2024年F1カナダGP決勝で、マクラーレンのランド・ノリスは2位、オスカー・ピアストリは5位という結果だった。
3番グリッドスタートのノリスは、ファーストスティント後半に圧倒的な速さを見せて、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)をかわして21周目にトップに立ち、後方に7秒以上の差を築いた。しかし25周目にセーフティカーが出動。セーフティカー出動が通知された直後、先頭を走っていたノリスはピット入口を通過、セーフティカーのすぐ後ろを1周にわたって走ることになり、大きなロスが生じ、翌周にピットストップを済ませてコースに戻った時には、3番手に落ちていた。
ノリスはセカンドスティントで順位を上げることができず、フェルスタッペンとラッセルがドライタイヤへの交換でピットインした時、2周長く走ってオーバーカットを狙った。しかしピットアウトした際にフェルスタッペンと並ぶが前に出ることができず、結局、ラッセルの後ろの3番手に。後にノリスはラッセルを抜いたが、フェルスタッペンを追うことはできず、2位フィニッシュとなった。
ピアストリはレースを通して一貫して4番手を走行。終盤のセーフティカー出動時にタイヤ交換に入ったメルセデス勢に抜かれ、5位という結果になった。ラッセルとのバトルのなかで、軽い接触が起き、審議対象になったが、どちらのドライバーにもペナルティは科されなかった。
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=2位(70周/70周)
3番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→インターミディエイト→ミディアム
波乱万丈なレースだったね! 正直言って、今日は最初から最後まで自分は良いレースをしたと感じているんだ。ドライバーにとってストレスが溜まるコンディションだったが、同時に楽しくもあった。最初の2回のスティントは強力だったけれど、セーフティカーに関して僕たちは少しついてなかったね。
マックス・フェルスタッペンのレースは素晴らしかった。ミスもしなかったしね。2位に入れてうれしいよ。楽しいレースだったし、チームのために大量にポイントを稼ぐことができた。
週末を通してマシンは好調だった。マクラーレンの全員に感謝したい。これほどの接戦に加わり、また表彰台に立つことができてうれしい。再び表彰台の最上段に立つために、戦い続けるよ。
(『Sky Sports F1』に対して、1回目のセーフティカー出動の際にすぐにピットインしなかったことについて語り)決断するだけの時間が十分になかった。とはいえ、現実的には、事前に決断を用意しておくべきだったのに、そうしなかったんだ。
(トップ3記者会見で語り)今日のレースは勝てたはずだったのに、勝てなかった。だから悔しい。僕たちは良い仕事をしなかった。ピットインすべきだった時に、そうするための良い仕事をしなかった。ピットインして、セーフティカーの後ろに引っ掛からないようにするための良い仕事を、チームとしてやることができなかった。だから、これは運が良かったとか運が悪かったとかいう問題ではないと思う。
単純に判断が間違っていた。それは僕とチームの責任だ。これについては後で話し合うつもりだよ。
ピットインするのに十分な時間があった。なのにピットインしなかったんだ。だからこれはチーム全体のミスだ。僕たちは良い仕事をしなかった。
■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=5位(70周/70周)
4番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→インターミディエイト→ミディアム
5位だ。僕にとっては望んでいた結果とはかけ離れている。それでもチームとして大量のポイントを稼ぎ、コンストラクターズ選手権において状況がさらに良くなった。
最終スティントでメルセデスがフレッシュタイヤを履いた時、予想していた以上に速いペースを発揮した。でも今日のレースは大混乱になる可能性があることは分かっていたのだし、自分たちの結果に満足してもいいだろう。
次のトリプルヘッダーに向けて全力で取り組むよ。何ができるか確認するのが楽しみだ。
(autosport web)
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