【】フェルスタッペン、PPと同タイムは「予想より良い結果」ピット規則違反の疑いも晴れる。Q1落ちのペレス「自分に腹が立つ」
6月9日
2024年F1カナダGPの予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは2番手だった。ジョージ・ラッセル(メルセデス)のポールポジションタイムと同一の1分12秒000を記録したフェルスタッペンだが、ラッセルの方がタイムを出したタイミングが早かったため、2番手となった。
セルジオ・ペレスは、16番手で、Q1敗退という結果だった。
フェルスタッペンは、予選Q2開始直前、ピットレーンでファストレーンに合流する際に違反を犯した疑いにより、スチュワードから調査を受けた。フェルスタッペンはファストレーンにマシンのノーズを差し込む形で停止、その後、ファストレーンで並んでいたマシンの間に入って、ピット出口に向かった。
スチュワードは、「ガレージを離れたマシンは、すでにファストレーンにいるマシンを不必要に妨げることなく、安全にファストレーンに合流しなければならない」という規則についてフェルスタッペンの行動を調査した。スチュワードは、フェルスタッペンは、待機している間、タイヤがファストレーンとワーキングレーンを分ける白線を越えてはいなかったため、「ファストレーンにいた」とはみなされないと決定づける一方で、ファストレーンの隊列に適切な隙間があり、後続車に対して不必要な妨害をせず、安全に合流するという条件は満たしていたと認め、フェルスタッペンにペナルティを科さなかった。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 2番手(1分12秒923:ソフトタイヤ/32周)
予選 2番手(Q1=1番手1分12秒360:ソフトタイヤ/Q2=7番手1分12秒549:ソフトタイヤ/Q3=2番手1分12秒000:ソフトタイヤ)
明日のレースをフロントロウからスタートすることができてうれしい。FP3の後に思っていたよりも間違いなく良い結果だ。
このトラックでは、他よりも苦労するだろうことは最初から分かっていた。それにたくさんのチームが追い上げてきているようだ。
今日はタイヤのグレイニングを管理することが重要だった。でもペースに関しては、いい仕事をして、走行するたびに改善することができた。
ベストを尽くそうとしたよ。僕たちは少し後れをとっているので、もっとクリーンな週末にする必要がある。
明日は、天候とタイヤの挙動が大きく影響するだろう。雨が降ればターマックが滑りやすくなるから、シケインやコースのすぐそばに壁があるところで、興味深いことが起こるかもしれない。
難しい週末を過ごしている。でもすべてを考えあわせれば、予選では最大限の結果を出したと言えるし、明日を楽しみにしている。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 9番手(1分13秒342:ソフトタイヤ/29周)
予選 16番手(Q1=16番手1分13秒326:ソフトタイヤ)
こういうコンディション下ではどういうわけかリヤアクスルをうまく機能させることができず、全く頼ることができずに、プッシュする自信を得られなかった。基本的にグリップがゼロで、あまりにもスライドがひどく、予選は完全に失敗に終わった。
これについて調べて、理由を理解する必要がある。マシンが僕から次第に離れていったような感じだった。
今考えれば、やれたことはいろいろあったはずだけど、結局のところ、ペースが足りなかった。単純にそういうことだ。
根本的な問題がいくつかあるので、今後のレースに向けて改善するために、対処し、理解し、解決する必要がある。
自分自身に腹を立てている。僕たちはチームだ。今理想的な状況ではないけれど、明日に完全に集中している。できるだけうまく挽回し、何点かポイントを獲得できればと思う。
天候が僕たちの助けになるかもしれないし、物事を予測不可能にするという面もある。戦略において何ができるかを見極めていく。
(autosport web)
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