【】ガスリー、今季初入賞もオコンの接触に失望「チームの指示に背く行為」アルピーヌ代表も激怒/F1モナコGP
5月27日
2024年F1モナコGP決勝で、アルピーヌのピエール・ガスリーは10位を獲得した。ガスリーは、予選で今季初めてQ3に進出した後、シーズン初入賞を飾った。
レース1周目、ポルティエコーナーで、ガスリーをチームメイトのエステバン・オコンがオーバーテイクしようとして、接触、オコンのマシンは宙に舞い、その際のダメージでリタイアした。幸いガスリーはパンクのみでマシンに問題がなく、他の多重クラッシュによる赤旗時にマシンをチェックすることができ、無事に再スタートを切ることができた。
オコンは10秒のタイムペナルティおよびペナルティポイント2を科された。すでにリタイアした後だったため次戦5グリッドを降格される。
チーム代表ブルーノ・ファミンは、『Canal +』に対して、オコンがガスリーに仕掛けた行為について怒りを示した。
「こういったインシデントを見るのは悲しい。我々としてはまさに見たくなかったことである。その結果についてはこれから分かる。すぐに決定するつもりだ」
「1周目のポルティエは、チームメイトに対して、全くスペースを与えない形で攻撃すべき場所ではない」
オコンはこのインシデントは自分に責任があるとして、チームに謝罪している。
■ピエール・ガスリー(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=10位(77周/78周)
10番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム
僕の今季初ポイントを記録できてうれしい。ここ2、3週間、パフォーマンスを改善するためにチームはものすごい量の仕事をこなしてきたのだから、この結果を受け取るに値すると思う。モナコはチャンスに満ちた場所であり、特にその傾向が強い予選で、僕は今季初めてのQ3進出を果たした。Q3で力を最大限に発揮できていれば、もっと多くのポイントを持ち帰れたかもしれない。その点では、チームとしていろいろなことを見直したい。
赤旗後のレースではほとんど何事も起きず、ただタイヤのマネージメントを考えながら、チェッカードフラッグまでペースを維持するだけだった。その最終的な結果が、チームの働きに相応しい1ポイントだったということだ。
(レース後、オコンの件について語り)全く不必要な行為だ。特にチームメイト同士でこのような状況があってはならない。悲しいし、こんなことが起きてがっかりしている。レース前に、どうすべきかについての明確な指示を受けていた。予選で前だった方(注:ガスリー)を、後ろのマシン(注:オコン)がレースを通してサポートするはずだったんだ。
そういう戦略だったのに、実現しなかった。僕たちが送っているシーズンを考えると、このようなことをする余裕はないから、話し合う必要がある。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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