【】フェルスタッペン、「ゴーカートのようなマシン」で予選6番手。ペレスはQ1敗退の“大惨事”:レッドブル/F1モナコGP
5月26日
2024年F1モナコGPの予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは6番手、セルジオ・ペレスはQ1で敗退し、16番手に終わった。
フェルスタッペンは、Q3最初のアタックラップで一時3番手につけたものの、最後のラップで体勢を崩してバリアに接触、アタックを諦めざるを得ず、他のドライバーたちのタイム更新により、6番手にポジションを下げた。
ペレスは予選18番手だったが、ハース2台が技術レギュレーション違反により失格になったため、16番手に繰り上がった。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 2番手(1分11秒566:ソフトタイヤ/27周)
予選 6番手(Q1=7番手1分11秒711:ソフトタイヤ/Q2=2番手1分10秒745:ソフトタイヤ/Q3=6番手1分10秒567:ソフトタイヤ)
僕たちチームにとって良い週末ではないね。この数日、たくさんの変更を試したけれど、マシンのパフォーマンス最適化に役立つものは何ひとつなかった。
ストレートでは良く走るのだが、カーブやバンプではとても難しい。そうなるとこの手のサーキットで走るのに適していない。
マシンの乗り心地は良くなくて、ひどくバウンシングするので、本当に難しい。
こういった問題は僕たちにとって新しいことではなく、以前から悩まされてきたことだ。問題解決のためにあらゆることを試したけれど、今でもウォールにぶつかりそうだと感じることが何度もあった。
限界までプッシュする際には快適に感じるけれど、一貫性を保つことがとても難しいし、今日、僕たちのマシンは最速ではなかった。明日に向けて、問題を調べるために努力していく。
モナコでは予期せぬことが起こり得るから、絶対にないとは言わないが、僕たちは奇跡は期待していない。
(予選後に『Sky F1』に対して語り)順位にがっかりしているのではなく、パフォーマンスにがっかりしている。全く縁石を使うことができない。ミドルセクターでは縁石を避けて走っているんだ。正直言って、サスペンションとダンピングのないゴーカートで走っているように感じるよ。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 5番手(1分11秒923:ソフトタイヤ/24周)
予選 16番手(Q1=16番手1分12秒060:ソフトタイヤ)
今日の予選は大惨事だった。リズムに乗ることができず、ペースもなかったんだ。最後のラップでは、最初は順調だったけれど、ターン6と7にひどいトラフィックがあり、路面には(ウォールからはがれた広告用)ステッカーのようなものがあって、結局必要なラップを刻むことができなかった。
0.3秒か0.4秒で状況が変わったのだが、それだけタイムを削ることができなかった。ついてないことに、タイヤの温度が上がりすぎて、結局Q1を通過することができなかった。
僕たちはQ3に進めて当然だったし、かなりの僅差だったことを考えれば、もう少し良いラップを走れていたら、物事が劇的に変化していただろう。FP3では5番手だったし、自分たちの能力は把握している。
トリッキーで困難な週末で、全体的に理想的な状況ではない。今日はマシンから最大限の力を引き出すことができなくてとてもがっかりしている。実際にははるかに大きなポテンシャルがあるからだ。
残念ながら、明日は雨が降らない限り、大きな期待を持つことはできない。このサーキットはオーバーテイクできるチャンスがほぼゼロだからね。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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