【】ルクレール3位「マクラーレンの強さは予想以上。僕たちにはアップグレードが必要」フェラーリ/F1第6戦
5月6日
2024年F1マイアミGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールは3位、カルロス・サインツは5位を獲得した。
ルクレールは序盤オスカー・ピアストリ(マクラーレン)にかわされて3番手を走行。チームは「19周目にピットインしてピアストリをアンダーカットするという良い戦略が、表彰台の確保につながった」と述べている。2番手に復帰することも可能かと思われたが、その後のセーフティカー出動中にランド・ノリス(マクラーレン)がピットストップを行い、首位を譲らずに戻ることができたため、ルクレールは3位という結果になった。
サインツは3番グリッドから好スタートを切ったものの、ターン1へのブレーキングを誤ったセルジオ・ペレス(レッドブル)を避けなければならず、ポジションを落とした。セーフティカーのタイミングはプラスに働かず、セカンドスティントではピアストリと4番手争いをすることに。激しいバトルの後にサインツは前に出て4位でフィニッシュ。しかしピアストリとの接触の責任があるとの裁定が下され、サインツは5秒のタイムペナルティとペナルティポイント1を科され、5位に降格された。
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=3位(57周/57周)
2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
タフなレースだった。1周目は(ペレスが飛び出したために)危うい状況だったが、幸いダメージを受けずに済んだ。2番手を維持し、タイヤマネジメントに集中した。
ピットストップは早めのタイミングで行った。しかしその後、バーチャルセーフティカーとセーフティカーが出動したため、ライバルたちはその間にピットストップを済ませることができ、僕たちには不利になった。
その後は古くなったタイヤで苦労しながら、ペースを保つために戦わなければならなかった。
近いうちにアップグレードが導入される。それによって優勝争いに加われるようになればと思う。
F1初優勝を挙げたランドにおめでとうと言いたい。この勝利を存分に楽しんでほしいね。
(レース後のインタビューで今回のマクラーレンについて語り)「OK、彼らはとんでもなく強いな」と思っていたから、今日強いだろうことは予想していたんだけど、ここまで強いとは思っていなかったかもしれない。これからできるだけ早くアップグレードを入れて、彼らに追いつけるかどうかは、僕たち次第だ。今シーズンはアップグレードに左右されることになるだろう。近いうちに僕たちが導入するアップグレードは、その後のシーズンをある程度決定づけることになる。だから懸命に取り組んで、自分たちのアップグレードがマクラーレンのと同じぐらい良いものであることに期待したい。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=5位(57周/57周)
3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
ランド、本当におめでとう。彼のことを考えると本当にうれしいよ! 彼は長い間、優勝に値する走りをしていた。今日は彼の日だったね。
自分のレースについて語ると、逆に今日は僕の日ではなかったと思う。スタートはとても良くて、ターン1で2番手にいたのに、ペレスを避けなければならなくて、4番手に下がった。
その後はDRSトレインのなかを走ることになったので、何か違うことをしようと思い、ギャップを広げるため、タイヤのケアをし、ファーストスティントを長く取ることにした。でも僕がピットストップをした直後にセーフティカーが出動したため、レースをリードするチャンスを失った。まぁ、そういうこともあるから仕方ない。
それでも自分のレースにはとても満足している。ペースが強力だったし、チームのためにいくつかポイントを稼ぐことができたからね。次のレースでまた頑張ろう。
(autosport web)
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