【】アルボンにマシンを譲り、欠場を強いられるサージェント「これほどつらい出来事は記憶にない」/F1第3戦
3月22日
F1オーストラリアGPで、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンがクラッシュしたことで、自分のマシンを提供しなければならなくなったローガン・サージェントが、自分のキャリアのなかでこれほどつらい出来事は記憶にないと語った。
FP1の終盤、アルボンは激しいクラッシュを喫し、マシンが大破した。幸いアルボンにけがはなかったものの、マシンのダメージが大きく、今週末、このシャシーを使用することは不可能であり、スペアの用意もなかったため、ウイリアムズはサージェントのマシン1台のみで土日を戦わざるを得なくなった。
しかしウイリアムズは、サージェントよりもアルボンの方がポイントを獲得する可能性が高いとの判断に基づき、アルボンを走らせ、サージェントを欠場させることを決めた。
サージェントは、「キャリアのなかで、記憶にある限り、最もつらい瞬間であり、決して楽なことではない」とコメントした。
「でも、僕は完全にチームのためにここにいる。今週末も僕たちが最大限の結果を出すために、自分にできる形で貢献をするつもりだ」
アルボンは、サージェントは「チームプレイヤー」であると称賛し、自分は可能な限り良い結果を持ち帰るために努力すると語った。
「自分のシートを手放したいと思うドライバーなどどこにもいないということを、正直に認める必要がある。僕としても、このようなことは絶対に起きてほしくなかった。ローガンは、チームに入ったその日から、常に完璧なプロフェッショナルであり、チームプレイヤーだ。彼にとってこのことを受け入れるのは簡単なことではないと思う」
「でも僕は今、この状況をくよくよ考えているわけにはいかない。僕の仕事は今週末の僕たちのポテンシャルを最大限に発揮し、チームの全員と協力し合い、最高の仕事をすることだけだ」
(autosport web)