
【】ペレスがノリスとの接触でペナルティ、表彰台を失う「正直、レーシングインシデントがあっただけ」/F1第23戦
11月27日
11月26日にヤス・マリーナ・サーキットで行われた2023年F1第23戦アブダビGPの決勝。レッドブルのセルジオ・ペレスは4位でシーズン最終戦を終えた。
9番グリッドからレースをスタートしたペレス。1周目にはピエール・ガスリー(アルピーヌ)にオーバーテイクを許してしまうが、12周目の9コーナー進入でガスリーをかわして7番手に浮上する。
17周目のピットストップでミディアムタイヤからハードタイヤに交換したペレスは、フレッシュタイヤでフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)やオスカー・ピアストリ(マクラーレン)をパスする追い上げを披露。最終スティントでランド・ノリス(マクラーレン)の背後に迫ったペレスだったが、ターン6での接触で5秒タイム加算ペナルティを科されてしまう。
その後ノリス、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)の前に出て2番手チェッカーを受けたものの、5秒ペナルティにより4位でレースを終えた。なお、ペレスは前戦のラスベガスGPでドライバーズランキング2位を確定済み。レッドブルもコンストラクターズタイトルをすでに決めている。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=4位(58周/58周)
9番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
全体的に今日は良いレースだった。
僕は1ストップで引っ張ることができたかもしれないから、見直して検討してみる価値はあると思う。もしかしたら可能だったかもしれないけど、それは分からないね。
(ノリスとの接触について)僕の正直な意見としては、ランド(・ノリス)とはレーシングインシデントがあっただけだ。でも、残念ながらスチュワードはそれに同意せず、僕はペナルティを科され、シーズン最終戦での2位の座を失ってしまった。
今季は決して諦めないということを学んだシーズンだった。厳しい時期や浮き沈みもあったけど、重要なのはシーズンが終わったときに何位でいられるかということだけだ。
今日の結果はチーム全体のためにもうれしく思う。彼らは素晴らしい仕事をしてきたから、今日のレース、そして今シーズンのさまざまな場面で多くの価値あるものを得るのにふさわしかった。
今年のレッドブルはチームの歴史のなかで最高のシーズンを過ごしたけど、それはマックス(・フェルスタッペン)の功績が大きいね。彼はずば抜けていた。
来年もう一度チャンスがあるから、マックスに挑めるように努力していくよ。
(autosport web Translation: AKARAG)
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