
【】2番手から勝利のフェルスタッペン「スタートとタイヤ管理が鍵」ペレスは1周目の失敗が響く/F1第21戦スプリント
11月5日
2023年F1サンパウロGP(ブラジルGP)の土曜スプリントで、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは2番グリッドからトップでフィニッシュ、セルジオ・ペレスは3番グリッドから3位を獲得した。
スプリント・シュートアウトで2番手に終わったフェルスタッペンだが、スプリントのスタート直後にランド・ノリス(マクラーレン)を抜いてトップに立ち、24周リードを保ち、勝利を飾った。ペレスはスタート直後に5番手に落ちた後、4周目にはルイス・ハミルトン(メルセデス)、10周目にはジョージ・ラッセル(メルセデス)を抜いて3番手に復帰。しかしノリスとのギャップは大きく、それ以上順位を上げることはできなかった。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
スプリント・シュートアウト=2番手(SQ1=4番手1分11秒888:ミディアムタイヤ/SQ2=3番手1分11秒262:ミディアムタイヤ/SQ3=2番手1分10秒683:ソフトタイヤ)
スプリント=1位(2番グリッド/タイヤ:ソフト)
今日はスタートがカギになった。ターン1でトップに立てて良かったし、最初の数周をコントロールし続けたことが重要だった。ここはデグラデーションが大きいからタイヤマネジメントが非常に難しく、レースが始まった時からタイヤに気を使う必要があった。とても長いスティントを走ることになるので全開で行くわけにはいかず、適切なタイミングを選ばなければいけなかった。
最終的に、タイヤのマネジメントはうまくいった。今年のスプリントでは成功を収めてきた。それはとてもポジティブなことだ。
今日は多くのことを学んだ。ランドはレースを通して近いところにいたから、明日はさらに接戦になると予想している。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
スプリント・シュートアウト=3番手(SQ1=10番手1分12秒218:ミディアムタイヤ/SQ2=2番手1分11秒230:ミディアムタイヤ/SQ3=3番手1分10秒756:ソフトタイヤ)
スプリント=3位(3番グリッド/タイヤ:ソフト)
間違いなく良い結果ではあるが、もっと良いスタートを決めてトップ争いに加わりたかった。スタートと1周目がひどく、メルセデスの2台にポジションを明け渡したせいで、望んでいたような展開にはならなかった。ハードにプッシュする羽目になり、早い段階でタイヤを使ってしまい、その代償をレース後半に払うことになった。
明日のメインレースに向けて、みんなこのスプリントから学んだと思う。タイヤのデグラデーションは酷いし、エンジンにもブレーキにも大きな負荷がかかる。タイヤのケアが重要で、競争も激しく長いレースになるだろう。ただ、僕たちのマシンのレースペースは良さそうなので、表彰台を目標にするよ。
(autosport web)
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