
【】フェルスタッペン、スプリントで王座確定の可能性「最善の状態で戦うべくセットアップをうまくまとめた」F1第18戦金曜
10月7日
2023年F1カタールGPの金曜、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはスプリント・フォーマットでの金曜予選でポールポジションを獲得、セルジオ・ペレスはQ2で敗退、13番手に終わった。
フェルスタッペンは、Q3最初のランで暫定トップに立ち、2回目のアタックはうまくいかずに断念したが、誰にもタイムを破られることなく、今季10回目のポールポジションを記録した。ペレスは、Q2で、最初のアタックラップを終えた段階で9番手。2回目のランでわずかにタイムを削り、10番手となったものの、そのタイムがトラックリミット違反で抹消されたため、13番手に後退した。
フェルスタッペンは土曜スプリントの結果によって、2023年ドライバーズタイトルを確定させる可能性がある。前戦日本GP終了時点で、フェルスタッペンの獲得ポイントは400ポイント、ランキング2位のペレスは223ポイントで、その差は177ポイント。残りレースの最大獲得ポイントは180ポイントであり、フェルスタッペンは3ポイント追加すれば(土曜スプリントで6位以上に入れば)、3度目のタイトルを手にすることができる。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP1 1番手(1分27秒428:ソフトタイヤ/26周)
予選 1番手(Q1=1番手1分25秒007:ソフトタイヤ/Q2=2番手1分24秒483:ソフトタイヤ/Q3=1番手1分23秒778:ソフトタイヤ)
ポールポジションを獲得することができてとてもうれしい。ターマックがかなり滑りやすかったため、1ラップずつ、向上を図っていく必要があった。でも僕たちは良いウインドウに入ることができ、走行するたびにうまく改善していった。FP1の後、予選に向けて下した判断も正しいものだったと思う。
明日はセッションが異なる時間帯に行われ、温度も違うから、興味深い一日になるだろう。何ができるか見ていこう。全体的に見て、今日のマシンのパフォーマンスには満足していいと思う。
(タイトルが決定する可能性があるスプリントを前にして、どういう心境かと聞かれ)暗いコンディションで僕たちのマシンは好調だ。明日どうなるか分からないが、どのチームももうマシンに変更を施すことはできない。それは僕たちにとって良いことだ。スプリント・ウイークエンドをうまくやることはとても難しい。だから、マシンを正しくセットアップできたことを祈りながら、予選に臨むんだ。僕たちは最善を尽くせたと思う。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP1 5番手(1分28秒016:ソフトタイヤ/24周)
予選 13番手(Q1=11番手1分25秒991:ソフトタイヤ/Q2=13番手1分25秒462:ソフトタイヤ)
今日はとても難しいコンディションだった。バランスにかなり苦労し、たくさんの問題を抱え、それをひとつも修正できなかった。コーナーがひとつひとつ違い、コンディションがトリッキーだった。
まだ終わったわけではない。このトラックはレースでオーバーテイクをするのがかなり難しいだろう。特に今のトラックコンディションだと厳しい。それでも、何ができるかを見ていき、日曜にはここから順位を上げていきたい。
明日はまた新しい一日だ。スプリント・フォーマットのなかで、もっと良いパフォーマンスを発揮するチャンスがあるはずだ。
(autosport web)
マックス・フェルスタッペン関連記事
- フェルスタッペン、ポールを生かせず、40秒差の4位。ノリスとの攻防については「僕の意見では、全く問題ない」
- フェルスタッペン、スプリントは不運な最下位、予選はトップに「予想外のポール。最速ではないがうまくまとめた」
- フェルスタッペン、アンダーステアに苦しみスプリント予選4番手「望む位置ではないが、現実的にならないと」
- ポールから2位のフェルスタッペン、ペナルティについて口を閉ざす「僕が意見を言うと、問題視されるから」
- フェルスタッペンが“予想外”のポール「予選になってマシンが生き生きとしてきた。赤旗後の戦略も大正解」
- フェルスタッペン初日3番手、トップとの差は0.3秒「1ラップは多少改善したが、ロングランが厳しい」