
【】リタイアしたペレスの一瞬のコース復帰をレッドブルが説明「ペナルティを消化し、次戦降格を避けるため」/F1日本GP
9月25日
2023年F1日本GP決勝で、レッドブルのセルジオ・ペレスは、インシデントの後、リタイアを喫した。
ペレスは1周目に他車との接触が起きたことで、2周目にピットインした。これについてチームは、次のように説明している。
「ペレスは、1周目のターン1入口でシャルル・ルクレールとカルロス・サインツに左側に追いやられ、(左側にいた)ルイス・ハミルトンと軽く接触し、7番手に後退。他のインシデントによるセーフティカー出動中の2周目終わりにピットインし、ノーズを交換し、18番手でコースに復帰した」
しかし、ペレスは、セーフティカーコンディションで、ピットレーンに入る直前にフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)をオーバーテイクしたとして、5秒のタイムペナルティとペナルティポイント2を科された。
13周目、ペレスはヘアピンでケビン・マグヌッセンをオーバーテイクしようとした際に、ハースにヒット。ピットインしたペレスはセーフティカー中の違反に関するタイムペナルティを消化した上でノーズコーンを交換し、最後尾でコースに復帰した。しかしすぐにマシンの不調を訴えて、ピットに戻り、マシンはガレージに収められた。
しかしペレスに、マグヌッセンへの接触により5秒のタイムペナルティとペナルティポイント2を科された。そのため、チームは、リタイアを決めてからレースが20周以上経過してから、ペレスを再び走らせることを決めた。これについて、チームは、次のように説明した。
「競技レギュレーションにおいて、ペナルティが履行されない場合、次戦でグリッドペナルティが科される“可能性がある”と記されている。そのため、チームはペレスを40周目にコースに再び送り出し、マグヌッセンとの接触によるペナルティを消化してから、リタイアさせた」
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=リタイア(15周/53周)
5番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ソフト
別の形で(コンストラクターズ)チャンピオンシップ獲得を祝えればよかったけどね。それでも今年は素晴らしい一年だ。今日、チームがタイトルを獲得できたことがうれしい。
僕自身のレースは全くうまくいかなかった。スタートが良くなくて、それ以降、不運にも、すべてがうまくいかなくなった。(複数の)接触によってマシンにたくさんのダメージを負ったため、マシンのチェックをするためにピットに戻った。マシンを修復した後、ペナルティを実行してから、マシンを戻した。
こういう結果に終わったけれど、それでもチーム全体にとっては素晴らしい一日だった。タイトル獲得は特別な瞬間だ。チームのひとりひとりを誇りに思うよ。彼らは素晴らしい仕事をしてくれた。
(autosport web)
セルジオ・ペレス関連記事
- 去り行くペレスにホンダ/HRCがメッセージ「多大な貢献に深く感謝」フェルスタッペンは「ずっと忘れない」
- ペレス、1周目にヒットされてリタイア「僕の2024年を象徴するよう。フラストレーションが溜まる難しい一年だった」
- ペレス、トラックリミットの判定に翻弄され、予選10番手「Q1でタイヤ1セットを失ったことで台無しに」/F1第24戦
- ペレス「マックスのすごさを実感した一年。ベストのマシンがないときでも卓越した仕事をし、チームの推進力となった」
- ペレス、母国でQ1敗退「課題は低速のブレーキ。とてもがっかりしている」/F1第20戦予選
- ペレスがQ2で敗退「悪夢だ。突然タイヤにおかしなことが起きて、ペースを失った」レッドブル/F1第18戦予選