【】メルセデス、高速コーナーで苦戦「自信を持って走ることができない」とハミルトン/F1日本GP金曜
9月23日
2023年F1日本GPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=16番手/2=14番手、ジョージ・ラッセルはフリー走行1=13番手/2=5番手だった。ハミルトンのパワーユニットには、ICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kの新しいエレメントが入れられ、また、新しいギヤボックスも投入された。すべてシーズン中に使用が許される基数内であるため、ペナルティは受けない。
トラックサイド・エンジニアリング・ディレクターのアンドリュー・ショブリンは、この日、ふたりとも全体的なグリップ不足とマシンバランスに苦戦したとして、「高速コーナーで強さがなく、特にセクター1が弱点だ」と述べている。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=16番手(1分33秒699:ミディアムタイヤ/22周)/2=14番手(1分31秒829:ソフトタイヤ/21周)
僕たちにとってとてもチャレンジングな一日だった。マシンに対して自信を持つことができず、そのために苦戦した。正しいバランスを見つけ出すのが難しく、FP2の最後までその問題を解決することができなかった。タイヤがオーバーヒートし、それがタイミングシート上でトップからはるか後方に追いやられた要因になったんだ。
パフォーマンスを見つけ出すため、今夜たくさんの作業に取り組む必要がある。でも、僕たちチームなら改善できると信じているよ。
今シーズン中に似たような金曜日を経験し、土曜日により強力になって戻ってきたこともあった。またそれを再現できるのか、明日になれば分かるだろう。今夜は、自分たちが順位を上げるためのチャンスを得るため、全力を尽くすつもりだ。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=13番手(1分33秒310:ミディアムタイヤ/24周)/2=5番手(1分31秒328:ソフトタイヤ/22周)
また鈴鹿を走ることができて最高の気分だよ。本当に信じられないほど素晴らしいサーキットだ。
僕たちにとって、少し奇妙な金曜日だった。特にFP1では路面のグリップがすごく低くて、マシンはあちこちで滑りまくっていた。これではドライバーとして最高のフィーリングは得られない。特に高速コーナーが多い場合はなおさらだ。タイヤのデグラデーションがかなり厳しそうなので、日曜日のレースは興味深いものになりそうだ。
相対的な順位としては、レッドブルが通常のペースになって、トップに戻ったようだ。今日の彼らは格別に速かった。
僕たちは、現時点ではフェラーリの2台とマクラーレンのランド・ノリスより半歩ほど遅れているように思う。この差を埋めるために、今夜仕事をしていかないといけない。僕らは通常こういったパフォーマンスを見つけ出すことがうまいので、明日に向けて改善できると、前向きに考えることができる。
(autosport web)
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