2023.09.10

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サインツ・シニア、F1イタリアGPでのフェラーリの戦略に疑問符


(c)XPB Images
 カルロス・サインツ・シニアは、イタリアGPのレース直後に『DAZNスペイン』支局で行われたインタビューのなかで、レース中にセルジオ・ペレスがようやくカルロス・サインツの前に出た後、最後の5周でサインツとシャルル・ルクレールに3位争いを自由にさせたフェラーリの戦略に疑問を呈した。

 伝説のラリーおよびラリーレイドドライバーであるサインツ・シニアは、息子がF1キャリアを始めてからは丁重にインタビューを断ってきたが、現在は『DAZNスペイン』で予選後とレース後の番組にレギュラー出演している。それと同時に息子のカルロスのキャリアにこれまで以上に関わっているように見えるが、彼は今年のダカールラリーで負った怪我の療養中であり、エクストリームEの全シーズン欠場を余儀なくされているからかもしれない。

「今や終わったことなので、いかなる注文もつけずに、このままにしておきたい。順当な結果だし祝福したい。3位という結果がもたらされたのだ」とサインツ・シニアは語った。

 しかしベテランドライバーのサインツ・シニアは、フェラーリの異例の決断について意見を求められると、次のように認めた。

「これは興味深いものだ。彼らは何かを決める時もあれば、それとは別の判断を下す時もある」
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 フレデリック・バスールとフェラーリのストラテジストと論争になることを望まないサインツ・シニアはさらに、「息子は戦略について尋ね、理解しなければならない。なぜ彼らは互いに競い合える時とそうでない時があるのかということをだ」と付け加えた。

 またサインツ・シニアは、レースが展開するなか、その大半でレッドブルが間に割って入っていたので、モンツァでの最後の5周の出来事に少々腹が立ったと認めた。レースのスタートから14周まではフェルスタッペンがサインツとルクレールの間におり、32周から46周にかけては、ペレスがフェラーリの2台の間に分け入っていた。

「映像がどのような展開になるかはおおよそわかるが、終盤のラップのことは予想していなかった。2台のレッドブルが非常に速いだろうということはわかっていたし、シャルルはトップになる勢いだった」

 それでもインタビューをよい雰囲気で終わらせたいと考ていたサインツ・シニアは、次のように指摘した。「非常に満足な週末だった。開始直後からカルロスはパフォーマンスを発揮していたし、モンツァでフェラーリから表彰台に上がるのは非常に素晴らしい結果だ」

 ジャーナリストというよりはドライバーのファンとしての実績が長いような、一部のスペイン人テレビ解説者によるコメントと比べると、サインツ・シニアの姿勢は極めて穏やかだった。フレデリック・バスールは常にシャルル・ルクレールを守ろうとしているという直接的な批判があった。彼らはARTグランプリで仕事をして以来、個人的に強いつながりを築いているからだ。一部では、レース序盤で出されたチームオーダーを取り上げる者もいた。チームメイトよりも予選で少し遅れを取る傾向のあるサインツは、ポジションを維持するように指示されたのだ。

 しかし今年でさえすでに逆のことが起きている。他のすべてのチームと同様に、フェラーリも可能な限り高いチームリザルトを出すチャンスを最大限にしたいと考えている。そのためフェラーリがモンツァでドライバーたちに3位争いを自由にさせたのは異例のことだったが、ペレスに追いつくチャンスはなく、ラッセルに追いつかれる状況でもなかった。チームはこの時以外にも前後が確実なポジションを複数回確保してきたし、レース序盤ではそうする可能性が高いので、陰謀論は的外れのようだ。戦略は依然として重要だが、どのグランプリの終盤にも同じことが当てはまるわけではない。

(Grandprix.com/Translation: AKARAG)

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