
【】ノリス、フロントロウを生かせず7位「判断を誤ったことで“負け組”に」マクラーレン/F1第14戦
8月29日
2023年F1オランダGP決勝で、マクラーレンのランド・ノリスは7位、オスカー・ピアストリは9位でダブル入賞を果たした。
1周目に降り出した雨に対し、ノリスはすぐさまタイヤ交換を行うのではなく3周目まで走り続けたことで、2番手から大きく順位を落とし、それが最終結果に影響した。
ピアストリは序盤の雨のなか、ステイアウトを選択し、ソフトタイヤで走り続けた。チーム代表アンドレア・ステラは、「雨のなかドライタイヤで彼は素晴らしい仕事をしており、レースが良い方向に向かっていたものの、残念ながらフロントタイヤをロックさせたことで、ピットインが必要になり、それまで得たアドバンテージを失った」と述べている。
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラワン・チーム)
決勝=7位(72周/72周)
2番グリッド/タイヤ:ソフト→インターミディエイト→ソフト→ソフト→インターミディエイト→インターミディエイト
最終的な順位から話を始めるなら、それなりにポイントを獲得できたのはいいことだ。けれども、本当ならもっと多くのポイントを獲れたと思う。僕らはいくつか間違った判断をした。そして、今日のようなレースでは、それがしばしば勝敗を左右する。僕らはそこで負け組の方にいたということだ。その点についてはしっかり反省をして、次回はもっといい仕事ができるようにしたい。
こういう状況での判断に関しては、完璧はありえないと思う。とにかく、ミスをできるだけ減らすことが重要だ。まだ課題はあるものの、着実に正しい方向へ進んでいる。
■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラワン・チーム)
決勝=9位(72周/72周)
8番グリッド/タイヤ:ソフト→ソフト→ミディアム→インターミディエイト→インターミディエイト
容易ではなかったこのレースを9位で終えた。つかみ損ねたチャンスがいくつかあったかもしれないが、全体として見れば最悪の午後というわけではなかったし、いろいろなことを学べたのは間違いない。実際、一時はもっとひどい結果に終わるかとも思ったけど、レース後半に巻き返しができたからね。
モンツァへ向かう前に、今日のレースで違うやり方も可能だった部分について、入念に見直して学ぶつもりだ。来週末はもっと多くのポイントを獲ることを目指すよ。
(autosport web)
ランド・ノリス関連記事
- ポール候補のノリスがクラッシュ「ばかなミスを犯してチームを失望させた」決勝に向けても悲観的
- 優勝したノリス「優れたマシンのおかげで、ピアストリとフェルスタッペンのプレッシャーに耐えられた」
- ノリス、マクラーレン9度目の戴冠に優勝で貢献「マックスから多くを学んだ一年。2025年はダブルタイトルを狙う」
- 不安要素多数のフェラーリに対し、21点リードのマクラーレン。初日最速ノリスは「彼らはまだ力を見せていない」と慎重
- ノリスの黄旗無視がタイトル争いに影響「チームには謝ることしかできない」フェルスタッペンの告発には不快感を示さず
- スプリント予選最速のノリス「不調から抜け出せてよかった。マクラーレンのタイトルのため、ワンツーを目指す」