【】ピットレーンスタートのデ・フリース、順位を大きく上げてフィニッシュ「マシンの力を最大限に引き出せた」/F1第10戦
7月4日
2023年F1オーストリアGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリのニック・デ・フリースは17位という結果だった。金曜予選で20番手となった後、チームはピットレーンからのスタートを選択。パワーユニット(PU)のエナジーストアとコントロールエレクトロニクスの3基目を入れ、サスペンションセットアップを変更、リヤウイングとビームウイングを予選で使用していたものとは異なる仕様のものと交換した。
レース中、ターン6でケビン・マグヌッセン(ハース)をコース外に押し出したと判断され、デ・フリースは5秒のタイムペナルティとペナルティポイント2を科されたが15位でフィニッシュ。しかしレース後に追加で発表された、トラックリミット違反のペナルティとして、デ・フリースは10秒ペナルティと5秒ペナルティを受けて、レースタイムに15秒加算され、正式結果は17位となった。
ピットレーンスタートから15位でフィニッシュしたことについて、チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは、「レースのなかでポジションを上げて、スタート時点の位置から5つ上でフィニッシュしたのは心強い」と述べている。
■ニック・デ・フリース(スクーデリア・アルファタウリ)
決勝=17位(70周/71周)
ピットレーンスタート/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム
堅実なレースだったと思う。パフォーマンスを高めるために昨夜マシンに変更を加え、ピットレーンからのスタートとなった。序盤のバーチャルセーフティカーで全車の間隔が縮まり、僕たちにとっては良い展開になった。僕たちは良い仕事をし、パッケージの力を最大限引き出したと思う。ただ、トップ10で戦うにはペースが足りなかった。
スチュワードから(マグヌッセンとのインシデントに関して)与えられたペナルティを受け入れるが、僕たちは今、限界を探ろうとしているところだ。幸い十分なギャップがあったため、ポジションを失わずに済んだ。
まだ改善すべきことがたくさんある。望むレベルにはまだ達していないけれど、皆で一貫した改善を果たすために努力している。
(autosport web)
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