
【】ペレス、ピットストップ5回のレースでノーポイント「予選のクラッシュの代償はとても大きかった」/F1第7戦
5月29日
2023年F1モナコGP決勝で、レッドブルのセルジオ・ペレスは、20番グリッドからポイント圏内まで浮上することができず、16位でレースを終えた。
予選でクラッシュしたことで20番手グリッドについたペレスは、ミディアムタイヤでスタート、戦略的な判断で1周目の終わりにハードタイヤに履き替え、レースの最後まで走り切ることを目指した。しかしその後、ランス・ストロール(アストンマーティン)やケビン・マグヌッセン(ハース)との接触があり、ペレスはフロントウイング交換のためにピットイン。雨が降り始めた後、前を行くジョージ・ラッセル(メルセデス)がコースオフした後に復帰する際、ペレスに接触するというインシデントも発生。その後、ペレスはコントロールを失ってバリアにヒットしてタイヤがパンク、ピットに戻らなければならなくなった。インシデント続きのレースでピットストップを5回行ったペレスは、16位フィニッシュという結果にとどまった。
ドライバーズランキング首位のマックス・フェルスタッペンは優勝して25ポイントを獲得、2位ペレスとの差は39ポイント差に拡大した。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=16位(76周/78周)
20番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム→インターミディエイト→ウエット→インターミディエイト
記憶にある限り、ここしばらくのなかで最悪の週末だった。すべてが悪い方向に行った気がする。予選で自分がひどいミスを犯したことの代償を払うことになった。
今日だけでなく週末全体のパフォーマンスについて考えると、本当に悲しい。昨日のことが大きな代償を伴うことは分かっていたが、最終的にそれは(ポイント差では)25ポイントに値するものになった。
コンディションがトリッキーで、雨が降り始めたらうまくいくかもしれないという期待があったけれど、そうはならなかった。残念だ。今日は他にできることはあまりなかったと思う。すべてのダメージは昨日の時点で発生していたんだ。
ひどい週末だったから、このレースのことから気持ちを切り替えて、先へと進みたい。チャンピオンシップへの望みは今も失っていないが、今後はノーポイントのレースを1回でもやる余裕はない。バルセロナでは自分のいつものレベルに戻れることを心から願っている。
今後数戦、完璧なレースをしなければならない。僕には勝利が必要だ。すぐにでもね。だから数日後にまたレースがあるのはよかった。
(autosport web)
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