
【】角田裕毅、終盤まで10番手を走行も入賞ならず「悔しいけれど次に集中。アップデートの効果に期待」/F1第2戦
3月20日
2023年F1サウジアラビアGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は11位でフィニッシュした。角田は、50周のレースの45周目まで10番手を走行していたが、ケビン・マグヌッセン(ハース)に抜かれ、入賞に届かなかった。
テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは、次のように決勝を振り返った。
「ドライバーはふたりとも堅実なレースをし、安定したラップタイムを刻んだ。戦略も良く、セーフティカー出動時にダブルピットストップをしたことがうまくいき、ポジションを上げることができた。ふたりともミディアムタイヤをとてもうまく管理していたため、ファーストスティントを延長することができ、先にハードコンパウンドに交換したライバルたちに対してタイムを失うことを避けられたのだ」
「この戦略とセーフティカーにより、裕毅は10番手を争うことができた。一時は8番手をめぐって良い戦いをしていたが、アルピーヌ勢の方が速く、彼らを抑え続けることができなかった。その後、ファイナルスティントのほとんどで、マグヌッセンと10番手争いをし、背後からかけられるプレッシャーに対してしっかり防御し続けた。だが、残り数周のところで敗れ、11位フィニッシュとなり、1ポイントを獲ることはできなかった」
「1ポイントを取り逃したことは悔しいが、今夜のドライバーとチームのパフォーマンスから、ポジティブな要素を得ることができる。次に入れられる予定の空力開発が楽しみだ。それによって今後のグランプリでパフォーマンスが向上すると信じている」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
決勝=11位(50周/50周)
16番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
レースは11位という結果でした。残りわずか4周のところでポジションを失ったことが悔しいです。チームは本当に素晴らしい仕事をしてくれました。すべてが完璧に運びました。
ミディアムタイヤでのペースはとても強力で、予選よりも良くなっていました。チームと自分が協力し合って成し遂げたことに満足しています。でも同時に、最終的にポイントに届かず、がっかりしました。
メルボルンではアップデートが入り、さらに強くなれると思うので、すでに次のレースに完全に集中しています。次戦、パフォーマンスを最大限に発揮するためにベストを尽くします。
中団トップで戦い、コンスタントにポイントを獲得できるようになるため、努力を続けていきます。
(autosport web)
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