【】リスタートで3位を失ったペレス「VSCシステムのトラブルに妨げられた」と憤り。解除タイミングに混乱/F1第12戦
7月25日
2022年F1フランスGP決勝で、レッドブルのセルジオ・ペレスは4位を獲得した。
3番グリッドについたペレスは、スタートでルイス・ハミルトン(メルセデス)に抜かれて4番手に落ちた。その後、ハミルトンを抜き返すことができず、シャルル・ルクレール(フェラーリ)リタイア後は3番手を走行。レース終盤は、後方から近づいてきたジョージ・ラッセル(メルセデス)との激しい戦いになった。41周目にターン8でラッセルが仕掛けた際に軽い接触が起きたが、その際はペレスが前をキープ。しかし、レース終盤、バーチャル・セーフティカー(VSC)出動後のリスタートでペレスはラッセルに抜かれ、4位フィニッシュという結果になった。
ペレスがバーチャル・セーフティカー後のリスタートで出遅れたことについて、チーム代表クリスチャン・ホーナーは、「バーチャル・セーフティカーのタイミングが彼にとって悪かった。ソフトウエアのエラーがあったため、通常よりも長く続いたのだ」と語っている。
今回、バーチャル・セーフティカー導入時、レースコントロールのシステムにトラブルが発生したことが明らかになっている。通常は「VSCエンディング」のメッセージが全車に公式メッセージシステムによって送られた後、10秒から15秒後にVSCの表示がグリーンに変わり、ドライバーたちはレースを開始することができる。しかし今回は、トラブルにより、セーフティカーピリオドが継続し、自動的にバックアップシステムが立ち上げられた後、2度目のメッセージが送られた。これにより混乱が生じたものと考えられる。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=4位
3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
今日のレースは難しかった。ペースが足りず、残念ながら目指していた表彰台に上ることができなかった。タイヤマネジメントに苦労し、その問題をうまく解決することができなかった。
ジョージとは激しく戦ったが、良いバトルだったよ。1-2を飾るためにプッシュしたかったけれど、メルセデスは強力で、彼らをオーバーテイクするのは難しかった。いくつか分析すべき問題がある。次のハンガリーではペースを取り戻し、より強くなって戦いたい。
(バーチャル・セーフティカーについて語り)正直言って、バーチャル・セーフティカーがリザルトの妨げになったことが残念だ。そんなことがあってはならないのに、今日はそれが起きた。(最初の「VSCエンディング」のメッセージが)完全に誤りだったんだ。ターン9立ち上がりで終わると言われていたのに、終わったのはターン12の出口だった。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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