2輪レース招致に向け、スパ・フランコルシャンでコース&インフラの改修作業が進行中。座席数は大幅増加へ
スパ・フランコルシャンが計画している8000万ユーロ(約104億1000万円)を投入した改修作業が本格化しており、サーキット側が公開した新たな写真によって施設の変更の規模が明らかになった。
2輪レースを招致するため、FIMのグレードCライセンスの申請を行うというサーキットの計画により、一部コーナーのランオフエリアへの大規模な改修が必要になった。そこにはグラベルトラップが設置される予定だ。
改修プロジェクトにはサーキットのインフラの大規模なアップグレードも含まれており、新たな観客用施設が今後徐々に追加される。グランドスタンドやVIPエリアの一連の改修により、サーキットの座席数は13000席もしくは現在の常設座席数の2倍にまで増えることになる。メインストレートの上に位置し、スパ24時間レースのピットの反対側に元々設置されていた歴史あるグランドスタンドはすべて取り壊され、近代的な施設に取り換えられる。
ヘアピンのラ・スルスと下り坂のブリュッセル、およびブランシモンの高速左コーナーのランオフエリアも拡張され、一部がターマックからグラベルトラップに置き換えられた。
またようやく公開された写真により、スパの歴史的だが議論の的でもあるラディオンの高速上り坂の改修内容が明らかになった。コーナーのランオフエリアを後退させたことで、コースを外れたマシンが、オー・ルージュに接近してくるマシン群の進路に戻る際の影響を抑えることができるようになっている。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています