【】フェルスタッペン2位「ルイスと戦えるペースはなかった。最速ラップが奪われたのも残念」レッドブル・ホンダ/F1第3戦
5月3日
2021年F1ポルトガルGP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは2位表彰台を獲得した。
フェルスタッペンは3番グリッドからミディアムタイヤでスタート。序盤のセーフティカー出動後のリスタートでルイス・ハミルトン(メルセデス)をパスして2番手に浮上するが、4周後に抜き返された。35周目にハードに交換。翌周にピットインしたバルテリ・ボッタス(メルセデス)がピットアウトした直後、フェルスタッペンはオーバーテイクを決めて2番手に上がった。
ハミルトンを抜くのは難しい状況だったため、フェルスタッペンは残り2周の64周目にソフトタイヤに履き替えて、2番手を維持したままファステストラップを狙い、最終ラップに1分19秒849を記録。いったんはこれがファステストラップとされるが、ターン14でトラックリミット違反があったと判断されてタイムを取り消された。
フェルスタッペンは今季3戦連続で表彰台に上っている。ドライバーズ選手権では61点の2位で、首位ハミルトンとは8点差だ。
■レッドブル・レーシング・ホンダ
マックス・フェルスタッペン 決勝=2位
このトラックには、僕たちのマシンに合わない何かがある。グリップや全体的なペースという点で、今回は不調な週末だった。去年、ここではあまり強くないことを知った。今年は少し改善し、メルセデス1台の前でフィニッシュすることができたけれど、彼ら2台に勝てるだけの強さはなかったね。
それでも2位はとてもいいリザルトだし、今シーズンは浮き沈みがあることは最初から分かっていた。サーキットによって、僕たちが強かったり、メルセデスが強かったりするんだ。
今日のレースはまずまずで、常にプッシュしていくことができたのはよかったと思う。序盤、バルテリがグリップに苦しんでいたので、彼にプレッシャーをかけようとした。でもその時点で後ろを走っていたルイスは速くて、結局、僕たち2台を抜いて、トップに立った。
ピットストップでバルテリをアンダーカットすることに成功した。でもハードタイヤでは僕たちの方が少し遅くて、何周かはルイスと似たようなタイムで走ることができたが、一貫してそのペースを保つことはできなかった。レース終盤、後ろからバルテリが近づいてきたことからも、今日彼らのペースが良かったことが分かる。
ファステストラップが奪われたのは残念だ。トラックリミットだなんて馬鹿げているよね(笑)。そんなことをするより、グラベルを設置すべきだよ。でもこれが現実だから仕方ない。僕たちは常にチャレンジしたいと思っている。あの時、後方に十分なギャップがあったから、ファステストラップを獲りに行ったんだ。
今回、大量にポイントを稼げたことはよかったが、次のバルセロナが楽しみだよ。あそこはここよりは通常のグリップレベルだし、いい思い出のある場所だ。スペインGPでは、各チームがどれぐらい進歩しているのかが、より明確に見えてくるだろう。いずれにしても、長いシーズンだからいろいろなことが起こり得る。
(レース後、Sky Sportsに対して語り)グリップレベルが低いせいで、週末を通して全然楽しめなかった。もうここで走らずに済むことを願っている。
グリップとトップスピードが少し欠けていた。それでメルセデスにプレッシャーをかけられなかったんだ。
ルイスはバルテリを追い抜くことができたけど、僕にはできなかった。(後半の)ハードタイヤでは、時々はハミルトンと同じペースで走れたが、そうでない時もあったために、彼は遠ざかって行った。『よし、ルイスと戦えるペースがあるぞ』とは一度たりとも思えなかったんだ。それで2番手をキープすることに決めた。
(autosport web)
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