第19戦 アブダビGP
フロム・ザ・パドック(日曜)

ルイス・ハミルトンvsニコ・ロズベルグの決着がつくまで、あと数時間。不安と期待感とが入り交じる、不思議な感情に包まれている、日曜日早朝の編集部タナカでございます。皆様いかがお過ごしでしょうか。

いやぁ、ついにこの日ですよ。F1の最終戦の日は、なんと申しますが、独特の雰囲気を感じてしまいます。私が最終戦の雰囲気を実感するのは、2010年の最終戦、アブダビGP以来。あの年はセバスチャン・ベッテルが大逆転でチャンピオンを獲得するという、実に劇的な結末でした。さて、今年はどうなりますか。

その2010年に初めてチャンピオンを獲ったベッテル+レッドブルのコンビ。これは、未来永劫、大成功を収めた組み合わせとして、語り継がれることでしょう。ある意味マクラーレン+ホンダ、シューマッハー+フェラーリと同じように、大成功の組み合わせです。

あれから4年。その間、ドライバーズタイトルはずっとベッテルのもの、コンストラクターズタイトルはずっとレッドブルのもの。その記録と、両者の関係にピリオドが打たれるのが、今回のレースなのです。ガレージに輝く、チャンピオン獲得マークも、なぜか悲しげに映ります。