2026.01.10

【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:ボッタス、アデレードで歴史あるフェラーリのF1マシンに搭乗


■ビアンキ家を襲った“最後のカート”盗難
(c)XPB Images

 南フランスから、胸が痛む知らせが届いた。

 ジュール・ビアンキがシングルシーターにステップアップする前に最後に乗っていたカートが、彼の家族が所有するカート場から盗まれてしまったのだ。ほかの販売用カートも一緒に持ち去られている。

 父フィリップ・ビアンキはSNSで、「今夜、私たちは盗難被害に遭いました。情け容赦ない窃盗犯が『JB17 Forever』のシャシーを9台、持ち去りました」と、カート仲間に向けて訴えかけた。

 しかし、家族にとって本当に痛手となったのは、金銭的な損失そのものではない。

 フィリップは、「彼らはジュールが最後に乗ったカート、ART GP(KZ125仕様)に加え、孫たちのミニカートまで盗んでいきました。マシンとしての価値もありますが、何よりも心に刻まれた思い出の価値が傷つけられました」と心境を綴っている。

「もし『JB17』のカートを見かけたら、ぜひ知らせてほしい」とフィリップは締めくくった。

 ビアンキ家にとって、そのカートは単なるレーシングマシンではなく、ジュールと共に歩んだ時間の象徴だった。

■ドイツGP復活の鍵は「主催者次第」
(c)XPB Images

 F1 CEOのステファノ・ドメニカリは、長らく噂されてきたドイツGP復活の可能性について、改めて見解を示した。ただし、そのボールは依然としてドイツ側のプロモーター(主催者)のコートにあることを、あくまで強調している。

 ドイツメディアの取材に対し、「われわれはどんな形の話し合いにもオープンで、準備はできている」とコメント。そのうえで「前向きな兆しもいくつか見えており、今後数カ月の動きに期待している」と、一定の楽観も示した。

 とはいえ、ドメニカリは「ドイツに戻りたいのは事実だが、それには適切な主催者と、適切な条件が必要だ」とも発言。さらに「ありがたいことに、F1開催を望む国は世界中に多くあり、われわれは“切羽詰まっている”わけではない」と付け加え、プレッシャーの矛先をドイツ側に向けている。

 現状、F1を開催できるインフラと体制を備えたドイツのサーキットは、ホッケンハイムリンクのみとなっている。ベルリン市街でのストリートレースというアイデアも理論上はあり得るが、モータースポーツに対するドイツ世論の現状を考えれば、近い将来に実現する可能性は高くない。

 かつてF1開催地だったニュルブルクリンクについても、サーキット側のスポークスパーソンであるアレクサンダー・ゲルハルトは「現在の形でF1を開催するだけの財源はない」と明言。

「1年以上前の議論以降、シリーズ主催者との間で新たな話し合いは行われていない」とも述べており、ドメニカリが具体的な協議を進めているのはホッケンハイムと地元自治体だけであることを示唆した。

 ドイツがF1カレンダーに戻ってくるかどうか――その答えは、F1側よりも、ドイツ国内の“本気度”にかかっている。

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