2022.09.19

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ドライバーとチーム、セーフティカー先導で終わったイタリアGPに意見が分かれる


(c)XPB Images
 イタリアGPが、非常に長いセーフティカーピリオドによってレースを再開せずに終了したことについて、パドックでは意見が分かれている。ダニエル・リカルドのマクラーレンMCL36は持ち上げて移動させる必要があったのは明らかだった。最初のレズモのコーナーの出口で突然ギヤが故障したのだ。だが誰も作業に10分以上かかるとは思っておらず、最後の5周半はセーフティカー導入のままだった。

 セーフティカードライバーがターン1の入り口から走行開始の指示を受けた時、手順は大幅に遅れていた。フェルスタッペンとルクレールはすでにセーフティカーを抜いていたので、セーフティカードライバーはジョージ・ラッセルと残りのすべてのドライバーの前につけた。トップのふたりはピットストップを行って前の開けたコースに戻り、集団の後ろにつけた。他のドライバーがセーフティカーを抜いてトップのふたりに追いつくまでに2周がかかったことでレースは52周の終わりになり、53周までにリスタートすることは不可能になった。
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 マックス・フェルスタッペンはレースディレクションに同情し、次のように説明した。「壊れたマシンはギヤがひっかかっていた。だからあれだけ長くかかったんだ。マシンを押し込める隙間もなかったから、クレーンが来なければならなかった。そのために時間切れになった。だからとても運がなかったと思う」フェルスタッペンは次のように付け加えた。「誰もがグリーンフラッグでフィニッシュしたいと思うものだが、残念ながら周回数が足りなかった」

 同席していたルクレールは不満だった。「このレースが再開されるのを本当に望んでいた。理解できないのは、その前に通過した時コースはクリーンだったからだ。だからリスタートすると思っていたが、そうはならなかった。おそらく何か背景があるんだろうけれど、そのせいでリスタートができなかったのかどうか僕は分からない」

 ルイス・ハミルトンは、昨年のアブダビGPの最後の瞬間に当時のレースディレクターのマイケル・マシがルールに従わなかったことでタイトルを失ったことを今も思い出すが、セーフティカーの後ろでレースを終えることに賛成か尋ねられた時には、笑顔でコメントを考えていた。

「レースディレクターはルールに従ったし、そうあるべきだ。もちろん僕たちはレースがしたいが、すべてが整った時には周回数が足りなくなっていた。ショーとしてはよいことではないが、重要なのは僕たちがルールを守ったことだ。ルールは意味があって存在しているからね」

 レッドブルF1チーム代表のクリスチャン・ホーナーは次のように認めた。「我々はセーフティカー先導で、レースで勝ちたくはない。これは長年にわたって我々が話し合ってきたことだ。彼らはレースのための時間が十分にあったのにレースを終わらせたのだ」

 またホーナーは次のように認識している。「彼らは間違ったマシンを選んだ。彼らはジョージ・ラッセルの前につけ、それがすべてを遅らせた。だからグランドスタンドでのフィニッシュが行われず、我々とすべてのファンは大きな失望を共有している」

 フェラーリF1チーム代表のマッティア・ビノットは、国際メディアに話す時にはかなり言葉を選んだ一方で、イタリア人記者に話す際にはFIAを激しく非難した。

「今日FIAは眠っていたのだ。彼らは多くのことや手順を変えるのに、今日は仕事をしていなかった。意志決定のプロセスにおいて彼らは慎重すぎ、ほとんど優柔不断だったと言える。彼らが判断にどれだけ長い時間をかけたかということに私は明らかに失望している。それにセーフティカーとリーダーの間のマシンをリリースするのになぜあれほど長い時間がかかったのか、我々は理解できないと思う。もっと話をしなければならない。なぜならF1はこの状態よりもさらに良いものである必要があるし、レースはコースで行われるべきで、セーフティカーの後で行われるべきではないからだ」

「アブダビで起きたことを毎日」いまだに考えていると認めているトト・ウォルフは、先日の日曜日のモンツァにおけるレースディレクションの進め方にははるかに満足していた。

「レースディレクションの立場が批判にさらされているのは知っているが、今回彼らはルールにのっとっていた。彼らは1周早く始めるか、もしくはジョージを先に行かせることもできたかもしれないが、それでも彼らはルールを守り、セーフティカーの下でレースが終了することを受け入れた。こうあるべきなのだ」

(Grandprix.com/Translation: AKARAG)

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