2022.09.21

【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:レッドブルと交渉決裂に終わったポルシェ、次はウイリアムズが最有力候補に


(c)XPB Images
 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 2026年までにポルシェがF1に参入する唯一の希望は、アルファロメオがこの数年にとった同様のルートを進むことを受け入る必要があるということなのかもしれない。だが、完全なマニュファクチャラーの立場ではない形でF1に戻ることを受け入れるにあたって、ポルシェの取締役会にとってはいくつかの重要な違いが鍵になる可能性がある。

 ドイツで広まっている話では、ポルシェは既存チームの買収を目指しており、ウイリアムズが最有力候補になっているようだ。そのうえで、2026年からF1参戦するアウディと契約を結び、姉妹チームとなってアウディのエンジンをリブランドして使用するという。
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 そうすれば確かにポルシェの名前をF1に復活させることができる。しかし同社の信頼できる情報筋によると、そのような契約を取締役会が受け入れるとは考え難いという。同社の目標はグランプリレースでポルシェのテクノロジーを誇示することにあり、F1を単なるマーケティングツールとして使うことではないのだ。新マニュファクチャラーのF1エントリー提出の期限は10月15日であり、決定は間もなく下されるだろう。ポルシェはレッドブルとの交渉が決裂したことから、このプロジェクトを断念するのではないかとみられている。

2024年からのF1シート獲得を狙うドルゴヴィッチ
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 フェリペ・ドルゴヴィッチは、今後はアストンマーティンのサードおよびリザーブドライバーを務め、アブダビGPではフリー走行セッションをランス・ストロールの代わりに行い、初めてのF1マシンを体験する予定だ。ブラジル出身のドルゴヴィッチはその後、シーズン最終戦後の火曜日にヤス・マリーナ・サーキットで行われるテスト1日目を担当する。

 ドルゴヴィッチがこの役目を引き受けたのは、2023年のプログラムのことがあるからで、彼にはグランプリレースのシートを獲得するための後ろ盾があると言われている。さらにもう1度のFP1セッションに加え、シーズン終わりのルーキーテスト、また、少なくとも1回のピレリテストがあることから、ドルゴヴィッチは4回から5回のプライベートテストセッションを今年のマシンで行うことになる。

 それは2024年シーズンのスタートからF1で戦うための準備の役に立つだろう。これまでのブラジル人ドライバーとは違い、ドルゴヴィッチをサポートしているのは民間企業だけだ。ドルゴヴィッチはアストンマーティンのシートを目指していることから、ランス・ストロールは人生において異なる方向へ向かうかもしれない。2023年シーズンにストロールがアロンソに完敗する可能性があるのだ。そうなれば、ドルゴヴィッチは2024年に向け新ドライバーを探すことになるかもしれないウイリアムズとアルファロメオの2チームに接触するかもしれない。

大きな失態を見せたアルピーヌCEO
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 イタリアGPの翌週にフランスの情報筋が明らかにしたところによると、アルピーヌCEOのローラン・ロッシはアルピーヌF1チーム内における権限の一部をチーム代表のオットマー・サフナウアーに委譲せざるを得ないという。ルノーCEOのルカ・デメオは、オスカー・ピアストリの契約にまつわる失態をきっかけにロッシに権限の縮小を求め、ロッシ自身も「ドライバーとの交渉は、現在はオットマーが担当している」と認めている。

 ロッシとデメオは古い付き合いではあるが、デメオはロッシとの協業はF1よりも自動車業界での方がうまくいくことに気づいた。そのため豊富な経験を持つサフナウアーにチーム運営を任せるようロッシに指示したのだった。この18カ月でロッシに解任されたアラン・プロストや元チーム上層部にとって、この判断は大きな喜びだったろう。今では彼らを更迭した人物の没落を楽しんでいるというわけだ……。

(Translation: AKARAG)

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