2022.12.15

【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:FIA、チームやドライバーたちへの罰金で多額の収益


(c)XPB Images
 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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 FIAはF1関連の罰金として60万ドル(約8100万円)以上を徴収したことから、2022年の世界選手権はFIAが最も財政面で利益を得た選手権になった。これは2007年にマクラーレンが支払わなければならなかった1億ドル(約136億円)という巨額の罰金が発生して以来のことだ。合計額のなかで最も大きな割合を占めるのはもちろんレッドブルで、45万ドル(約6000万円)が2021年の予算制限違反について科された。
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 また、ウイリアムズとアストンマーティンも、予算制限申請の手続き上のミスがあったためにそれぞれ2万5000ドル(約339万円)を支払った。ドライバーではセバスチャン・ベッテルが最高額の2万5000ドル(約339万円)の罰金を科された。

 オーストリアでドライバーズブリーフィングを終了前に退席したことに加え、オーストラリアのFP3終盤でクラッシュした後、ヘルメットをかぶらずにスクーターでピットに戻ったことでさらに5000ドルを徴収されたのだ。技術上または競技上の違反について、チームは合計で9万8000ドル(約1300万円)の罰金を科されたのに対し、ドライバーたちはピットレーンでのスピード超過など軽微な違反に1万8600ドル(約250万円)を科された。

ハース、幸先のよいスタート
(c)■news_photo_text■XPB Images
 ハースは義務化されているFIAのクラッシュテストに合格した最初のチームとなった。ミラノ北部にあるボッラーテセンターで、VF-23の最初のモデルは必要とされるすべてのテストを通過した。これまでのところ数チームが、2023年仕様マシンの最初のテストのうち、特にロールフープ・ドラッグテストで不合格になっている。

 このテストは、シルバーストンの第1コーナーで起きた周冠宇の恐ろしい事故を受けてより厳しくなった。VF-23が1回ですべてのテストに合格したことは、小規模チームのハースにとって大きな突破口だ。ジーン・ハースのチームは多くの時間と、より重要なことには多くの資金を節約することができるのだ。

 ハースは自前のクラッシュテスト設備をファクトリーに備えていないため、事前に自分たちでテストを行える可能性がないまま独立した施設でテストを受けなければならなかった。しかし他のチームはテスト設備を持っているので、個々のパーツのテストを拠点で行い、すべてパスしたところでFIA指定の施設に送る。すべてのテストに合格すれば、新シャシーはホモロゲーションを受けることができる。

ヨーロッパ外でのレース増に懸念
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 オランダGPの契約が2年延長されたことで、ザントフォールトは2025年末までF1カレンダーに残ることになったが、シルバーストンやハンガロリンクは例外として、ヨーロッパのコースはたった2年か3年の契約しか結んでいない。各地のプロモーターたちは、グランプリの大部分が近い将来にヨーロッパ以外で開催されるようになり、F1がチームや関連企業にとってはるかに高額なものになってしまうことを懸念している。

 サウジアラビアは1シーズン中に2回のグランプリを開催することに非常に前向きだ。会場はジェッダと、2025年までに完成する新コースのキディヤだ。しかしカタールもロサイルと、首都ドーハ郊外のストリートコースでレースを開催する構想を持っている。チームはカレンダーについて、来年に計画されている24戦を超えないよう断固として求めていることから、2会場を追加するにはヨーロッパのコースを犠牲にする可能性が高く、旅費が大幅に増えることになりそうだ。

(Translation: AKARAG)

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