2023.01.16
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仮想通貨の暴落がF1チームに与える影響は?
(c)XPB Images
仮想通貨大手取引業者『FTX』の大規模な経営破綻は、この新手の商品の不安定性を浮き彫りにしたため、多くの投資家は仮想通貨から手を引いて、不動産などのより伝統的な市場に資金を投入するようになった。F1にとっては、メルセデスのスポンサーだったFTXの崩壊は、仮想通貨市場に依存しすぎるのは危険である可能性があるという最初の警告となった。そのためフェラーリがブロックチェーン企業『Velas(ヴェラス)』との契約を停止したのは驚きではなく、その後「残念ながら、ヴェラスとの契約は我々によって早期に終了された」との発表があった。
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それより前、レッドブルとブロックチェーン企業『Tezos(テゾス)』との今年に向けた契約は更新されることはなかった。しかし仮想通貨取引所『Bybit(バイビット)』との契約は2023年は継続されるようだ。程度の差はあれ、この新マーケットに大きく依存してスポンサーシップを獲得しているのは、トップチームだけではなかった。
2022年にこの市場からスポンサーシップを獲得できなかったのは、ハースとウイリアムズだけだった。アルピーヌは『Binance(バイナンス)』と契約を締結した。マクラーレンはテゾスがスポンサーとなっている現在唯一のチームだ。アルファロメオ・ザウバーは『Floki(フロキ)』との提携を更新した。アストンマーティンはF1とともに『Crypto.com(クリプト・ドットコム)』と契約している。なお、アルファタウリと『Fantom(ファントム)』との提携が今シーズンに向けて更新されるかどうかは明らかになっていない。
10チーム中8チームが、現在非常に不安定に見える市場から資金を集めているため、80億ドル(約1兆232億円)を超える損失を出したとされるFTXのケースで見られたような、さらなる破産が市場に広がることへの懸念がある。そうなれば一部のチームの財政にかなりの穴を開けることになるだろう。クリプト・ドットコムが最近F1の大手スポンサーのひとつになったことを考えれば、F1でさえこの状況に無縁ではないかもしれない。そのためバーチャル・パドックは丹念に暗号通貨市場の状況をチェックしており、FTXによって引き起こされた危機が全体に広がらないことを期待している。
(Grandprix.com/Translation: AKARAG)
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