2023.02.27

【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:F1界から身を引いたクレア・ウイリアムズが自動車業界へ復帰


(c)XPB Images
 クレア・ウイリアムズは、彼女の父であるサー・フランクとパトリック・ヘッドが創設したチームをドリルトン・キャピタルに売却してから3年足らずでふたたび自動車業界に戻ってきた。ウイリアムズ・グランプリ・エンジニアリングのチーム副代表だったクレアは、WAEテクノロジーズのブランドアンバサダーに就任した。
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 同社の昨年までの名称はウイリアムズ・アドバンスト・エンジニアリングだ。この会社はウイリアムズF1チームの子会社で、サードパーティの仕事を請け負っていたが、グループ内で唯一利益を生み出すほどに成功していた。F1関連の財政が破綻しそうになったとき、クレア・ウイリアムズはアドバンスト・エンジニアリング社の売却を決断した。

 昨年同社の2度目の買収が行われて、フォーテスキュー・メタルズ・グループの一部となった。WAEテクノロジーズは元ウイリアムズのレースエンジニアのクレイグ・ウィルソンが今も率いている。元ボスのクレアをブランドアンバサダーに起用し、彼女が世界中に持つハイレベルの人脈を活かして顧客層を拡大することを目指している。

F1投資に積極的なサウジアラビア
(c)■news_photo_text■XPB Images
 サウジ・モータースポーツ・カンパニーの会長を務めるハリド・ビン・スルタン・アル=アブドゥラ・アル=ファイサル王子によると、サウジアラビアのF1支配計画には、レースチームの所有も含まれているという。国王のいとこである彼は次のように付け加えた。「我々にはモータースポーツにおける多くの歴史がある。サウジアラビア王国は中東でF1への関与を始めた最初の国だ」

 1977年に、サウジ航空はフランク・ウイリアムズのマシン1台のチームのスポンサーとなり、その後はベルギー人ドライバーのパトリック・ネーヴェが駆るカスタマーのマーチ761コスワースのスポンサーとなった。F1買収を企て、アラムコを通じて世界選手権最大のスポンサーとなり、ジェッダでのレースに最高額の開催権料を支払い、キディヤの新コースが完成次第ふたつ目のグランプリを開催しようとしているサウジアラビアは、FIAやリバティ・メディアによる制限がないことを認識していることから、F1に向けた多額の投資を用意していることは間違いない。彼らはグランプリレースが国や国の製品を宣伝するのに素晴らしいツールであることを承知しているのだ。

マゼピンが国際レースに復帰
 ニキータ・マゼピンは、今年のアジア・ル・マン・シリーズで比較的順調な国際レース復帰を果たした。ロシア人ドライバーは国際大会への出場が禁じられているため、非国家ライセンスでのレースを余儀なくされているが、マゼピンは99レーシングという独自のチームを設立し、1週目はドバイ、2週目はアブダビと、連続する2週末で開催された4時間ずつのレースに参戦した。

 2位に1回、3位に1回つけ、残りの2回は下位となったが、99レーシングはチャンピオンシップで4位につけた。つまり今年のル・マン24時間レースへの自動エントリーはかなわなかった。しかし物事は急いで進められ、チームはたった3回の挑戦で最初の週末に必須となるブロンズカテゴリーのドライバーを確保することができた。

 チームと契約していたベン・バーニコートはシルバーカテゴリーに昇格した。ベテランレーサーからドライバーコーチに転身したウォーレン・ヒューズも準備ができていたが、チーム側の手続きが間に合わなかった。そのため、予選の後、ポルトガル人レースコーチで、ドバイ・オートドロームのインストラクターであるゴンサロ・ゴメスをチームに加えて、LMP2クラスで初めての走行をさせた。それでも彼はチームに2位をもたらした。これは下位カテゴリーながらも、国際レース復帰におけるマゼピンのベストリザルトとなった。

(Translation: AKARAG)

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