2023.03.02

【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:F1マシンの新たなテクノロジーとして注目される“水ガラス”


(c)XPB Images
 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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 水ガラスはF1の新たなファッションだ。このテクノロジーにより、チームは構造的な完全性を損なうことなくマシン重量を抑えることができる。バーレーンテストの間、化学企業ナノプロム社の代表ジャン・ルカ・ファレッティがハースF1チームのガレージで長い時間を過ごしているのが見られた。
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 ファレッティによると、「水ガラスは他のどの素材よりも軽いが同レベルの耐久性があり、水や油をはじく」ということだ。その上、この新素材は耐熱性があり、ハースのVF-23のブレーキ周辺のエアロパーツにすでに使用されているようだ。これによりホイール内部の熱い空気の流れが一定に保たれるほか、チームはタイヤ内部の温度をより適切にコントロールできるという利点もある。つまり、このテクノロジーを使用しない場合よりもタイヤデグラデーションは減少するはずだという。今年、突然ハースがタイヤマネジメントの面で飛躍を見せたら、他のチームも同じことを始め、水ガラスの専門家と協力することになるだろう。

サウジアラビアに対抗してF1に力を入れるカタール
(c)■news_photo_text■XPB Images
 カタールは10年ほどサッカーを優先的なスポーツとして利用し、国の宣伝をしてきたが、現在はF1に多くの投資をしていることに間違いはない。カタールは2021年にF1グランプリを初開催し、このスポーツの重要性を感じ取ったが、2022年シーズンはFIFAワールドカップに専念するためにレース会場とはならなかった。

 しかしながら今、カタールは開催国としてふたたび勢いを増しており、これまでどおり中途半端なやり方などはしていない。カタールは、中東のF1シーンを支配しているサウジアラビアに対抗することを決めたようだ。

 2022年のサマーブレイク前に予想されたとおり、カタール航空はエミレーツ航空に代わってF1の新たなオフィシャルエアラインとなった。それと同時に、地元自治体は、F1にすでに多く存在するストリートサーキットを新設しないことを決定した。ロサイルサーキットの施設では大幅な改修が行われているのだ。現在新たなピットとパドックの複合施設が建設中で、パドッククラブのエリアは最も豪華になると予想されている。

 カタールの他の国有企業もチームのスポンサーになるなど、F1に進出する可能性が高い。サウジアラビアとカタールのライバル関係を鑑みると、カタールはサウジアラビアと同等かその上を行くことを目標としているようだ。

ベッテルの代役参戦の可能性はなし
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 アストンマーティンは、「ランス(・ストロール)が参戦可能なまでに回復しない場合は、フェリペ(・ドルゴヴィッチ)がフェルナンドとともにAMR23をドライブすることになる」という声明を出して、状況を明確にせざるを得なかった。目玉記事がないために話を作り上げることを決めた一部の記者たちが始めたうわさを潰すためだ。

 テスト終了後、チーム代表のマイク・クラックは、ストロールの代役をセバスチャン・ベッテルが務める可能性について質問攻めにあった。彼はその可能性を否定せず、答えのすべてはその方向性を示していた。結局、しつこい質問にうんざりしたクラックは、次のように締めくくった。

「ひとつ忘れないでほしいのは、彼は引退について非常に綿密な計画を立てていたということだ。このことは尊重しなければならないことだと私は考える」

 そのコメントは、ベッテルは代役の可能性について検討すらしていないと誰もが理解するのに十分なものだった。もちろんストーリーはまだ続いている。アストンマーティンの声明を受けて、同じ人々が彼ら独自の記事を否定する記事を書かなければならなかったからだ。少しでも記事をクリックさせるために人々がすることといったら……。

(Translation: AKARAG)

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