2023.03.17
【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:財政赤字で不安視されるアルファタウリの将来
(c)XPB Images
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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アルファタウリの将来は引き続き不明確だ。バーレーンGPでオリバー・ミンツラフがチームを尋ねたが、スタッフには何の慰めにもならなかった。レッドブルに近い筋によると、アルファタウリは7月にオーストリアのグラーツ、ザルツブルグ、ウイーンの3店舗を閉店するという。ヨーロッパで営業を続けるのはロンドンの店舗のみとなる。売上は大幅に落ちており、現在はアメリカ市場に力を入れている。
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AT04のカラーリングがニューヨークで発表されたのはそのためだ。大きな損益が出ていることから、アルファタウリは角田(裕毅)と(ニック・)デ・フリースの力でコンストラクターズ選手権でトップ6に入らなければ、レッドブルのジュニアチームとしての立場を保持できないようだ。同社がこれ以上の資金を出すことはミンツラフが認めないだろう。しかしながら、チームを買収してイタリアに残してくれる候補者には事欠かない。スイスでは、アイアンリンクスとプレマパワーチームが買収を持ちかけるだろうという話も出ている。ロシン家にとっては理にかなったステップと言えるだろう。
人材確保を継続するアンドレッティ
(c)XPB Images
アンドレッティ・グローバルは、2025年にグランプリレースの参戦枠が得られる保証がないまま、将来のF1チームへの人材雇用を継続している。FIAの選考プロセスは終わりにはほど遠い。関係者が関連書類のすべてをFIAに提出する期限は4月末までとなっているのだ。
つい最近雇用された大物は、元ロータスとルノーでテクニカルディレクターを務めたニック・チェスターだ。チェスターはマクラーレン・フォーミュラEチームを2月末で離脱してアンドレッティに加入した。彼はフォーミュラEで最初はメルセデス、そして最後の6カ月はマクラーレンとともに、合計3年近くを過ごしてからF1に戻るということになるかもしれない。
バーレーンで一部の2023年型マシンのパフォーマンスが芳しくなかったため、何人かの雇用が危ぶまれている状況だが、マイケル・アンドレッティにはマクラーレンのピーター・プロドロモウをはじめとして、より著名な人々が合流するかもしれない。プロドロモウは元フェラーリのデビッド・サンチェスにとって代わられるものと見られている。だがアンドレッティのF1参入が確定するまでは、チームにコミットしようという者は少ないだろう。
シリコンバレー銀行破綻による影響
カリフォルニアに拠点を置くシリコンバレー銀行(SVB)の破綻により、F1の貴重なパートナーのひとつが大きな打撃を受けた。ストリーミングチャンネル『Roku』は2020年初頭よりF1と提携していた。同社は声明のなかで「当社のSVBへの預金は大部分に保険がかけられていなかった」と認めたが、同社はそれ以上のコメントは避けた。
金曜日にアメリカ財務省に提出された書類によると、『Roku』は合計で4億8700万ドル(約647億円)をSVBに預けていた。これは同社が保有する現金総額の4分の1強に相当するという。今のところ『Roku』は通常どおり運営されており、今週末のサウジアラビアGPの配信にも支障はない。しかし資金の大部分か、最悪の場合そのすべてが失われた場合、『Roku』とF1の間の契約に壊滅的な影響が出る可能性がある。
(Translation: AKARAG)
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